アルバート家の令嬢は没落をご所望です6 /さき



アルバート家の令嬢は没落をご所望です 6 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
家督を巡りバチバチと対立するメアリとお兄ちゃんズの仲良し国外旅行編。
兄の妹愛が重くて良いし、メアリとアディの絆も素敵でした。
でも個人的にはもう少しハラハラさせてほしかったかなぁ。

☆あらすじ☆
本格化する次期当主争い、メアリを待ち受けるのは「秘密を知る男」!?
次期当主を決めるため、双子の兄たちと国外視察に出たメアリ。一風変わった訪問先の国・フェイデラで「貴女の秘密を知っています」と話しかける男が現れて……? メアリ史上、最大のピンチに仲間との絆が試される!
電子書籍限定特典として「アルバート家の小さな令嬢のピクニックは、残念ながら中止のようです」を収録!

以下、ネタバレありの感想です。

 

血で血を洗う(ことはない)アルバート家の跡継ぎ争い。
なんとか妹に構ってほしいお兄ちゃんたちの次なる策は跡継ぎになるための旅をしようというもの。

というわけで、次期当主国外視察手引書という名の旅のしおりを手に取り、アルバート兄妹と従者兄弟はワーワー仲良く小国フェイデラへ赴くことに。

そこで待っていたのは、愛人ウェルカムな恋多き国の男たちと、メアリと同じく前世の記憶をもつという青年・マウロ
貞操観念のカルチャーショックを受ける一方で、メアリは「前世の記憶を利用したのは卑怯なことだったのではないか」という悩みを抱えることになり・・・・・・

 

この着眼点は面白いと思います。
相手がどんな悩みを抱えていて、それがどういう結果を引き起こすのかを予め知っているって、かなりのアドバンテージですから。
だってこれ転生チートだよねぇ。悪役令嬢ものを読むときに「ちょっとズルいな」と感じることは割とあります。

 

でもそれはそれ。これはこれ。
メアリがメアリだから皆メアリを好きになったんだよっていう流れはチートを超えた絆を感じてほっこりしたし、なにより「アディが変わらなかったから」という理由がとても素敵でした。
アディはメアリを写す鏡っていう表現すごく好き。この主従の切り離せない関係性と、周囲がそれを当たり前として見る姿に、いつだって私の胸はときめきます笑

 

ただ、個人的には、アリシアたちの反応はもう少し焦らしてほしかったかなぁ、とか思ったり。
親友同士の友情を感じられたこと自体は良かったのだけど。
途中で噴水のところで事情をほのめかして友情を確認していたので、なんとなく「また同じ流れをやってる」感があって・・・・・・ちょっと話の流れが微妙だったかなぁ。

 

とはいえ、お兄ちゃんたちの愛が炸裂するオチはニヤニヤできたし、全体的には満足。
アルバート家、なにげにもう6巻なんですね。当主争いは続くのかな??
次巻も楽しみにしたいと思います。

 

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