乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・2 /山口悟



乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…2 (一迅社文庫アイリス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから

評価:★★★★☆
2015年10月刊。
1巻を読んでから4年近くも放置してしまった・・・・・・
アニメは2020年にスタートするらしいですね。少女向けラノベ界隈を元気よく盛り上げてくれますように!(必死)

それはさておきゲーム本編の舞台である魔法学園での生活が始まる第2巻。
個人的には構成が少々苦手なのだけど、新キャラが少ないぶん1巻よりスムーズに読めて面白かったです。
あと描き下ろしのジオルドの話がとても好き。

☆あらすじ☆
乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。未来はバッドエンドのみ――って、そんなのあんまりじゃない!? 破滅フラグを折りまくり、ついに迎えた魔法学園入学。そこで出会ったヒロインのマリアちゃんの魅力にメロメロになった私は、予想外の展開に巻き込まれることになって――!?破滅エンドを回避しようとしたら、攻略キャラたちとの恋愛フラグが立ちまくりました? 悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

乙女ゲームの舞台である魔法学園へと進学したカタリナたち。
破滅エンドに備えつつも、天然無自覚人タラシぶりを遺憾なく発揮するカタリナは、ゲーム主人公であるマリア・キャンベルをも見事に攻略してしまうーー という第2巻。

 

マリアと仲良くなったり、生徒会メンバーの幼馴染たちとワイワイしたり、学園でもまた農作業に精を出したりと、カタリナは成長して場所が変わってもカタリナのまま。カタリナを巡る仲間たちの攻防も相変わらず。
このカタリナと愉快な仲間たちの賑やかさが、とても心地良くなってきました。
カタリナ以外がバチバチに牽制しあっていても、全体をみると「仲良しだなぁ」と思える陽気な雰囲気が楽しい。

 

さて、そんな人間関係に新たな人物が追加登場。
ゲーム主人公マリアと生徒会長シリウスにかかわる一連の騒動はとても面白かったです。
特に会長は予想以上に激重な事情の持ち主で、彼の苦悩とカタリナへの複雑な想いはなかなかの読み応えがあり・・・・・・ぶっちゃけシリウスルートで1本しっかり読んでみたいまでありました。カタリナによる救済も素敵でしたし。
いや、これは他のメンバーにも言えることか。なんて悩ましい逆ハー!

 

しかし一気にゲームのエンディングまで時間が進んだのは驚きました。
このシリーズ、まだ続いてるんだよなぁ。
カタリナの知らない「エンディングの先」で何が起こるのか楽しみです。続きもどんどん読んでいこう。

 

正直、カタリナ視点で一通り描いた後に、攻略対象キャラの視点に切り替えて同じ場面を描写する、という本作の構成は苦手なんですよね。
視点を切り替えるなら、カタリナ不在の場面で起こっていることを描いてほしいんだよなぁって。
その点、巻末の短編はカタリナが眠っている間のジオルドの話が丁寧に描かれていてとても楽しめました。あとキュンとした。
他のライバルをしれっと出し抜いた腹黒王子の行動、正ヒーローっぽくて推せる。口移しの水分補給は鉄板ですね(そしてカタリナが寝ていた方が少女小説っぽくなるんだね・・・笑)

 

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