千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件事件帖 /囲恭之助


千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件帖 (宝島社文庫)

評価:★★★☆☆
2019年7月刊。
人魚の肉を求める白い少女と財閥の四男坊。
人魚伝説が残る島で二人が巻き込まれる連続殺人事件の謎を追う大正ミステリーです。
ミステリーとしては少々物足りなかったのだけど、不安を煽る人魚の伝承と、人々が疑心暗鬼へと陥る暗い雰囲気は良かった。
主役も脇役もキャラが立っていて魅力的だったし、シリーズ化するなら続きも読むと思います。

☆あらすじ☆
時は、大正8年。秦野財閥の四男・孝四郎は、父の命令であるものを得るため、謎の少女・白比丘尼と共に、孤島で行われるオークションに参加することとなる。“千年探偵”と呼ばれる彼女は白い髪に葡萄茶式部姿で、自らを「人魚の肉を食べた不老の身」と言い、童女のようなあどけなさと老練な賢者の如き鋭さを併せ持つ、麗しき奇人で―。人魚伝説の残る孤島で起きる連続殺人事件の謎に挑む、怪奇ミステリー!

以下、ネタバレありの感想です。
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