ルパンの帰還 /横関大



ルパンの帰還 (講談社文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2019年7月刊。
ドラマ放送中の「ルパンの娘」シリーズの最新作。
まさか2巻が出ると思っていなかったので驚きました。ドラマ化のおかげかな。ドラマは原作を粉砕する勢い別モノだけど(でもバカ騒ぎ方向に振り切ってて割と好き)
さて、その第2巻。新章開幕ということなのか1冊で終わりませんでした。
3巻は9月に発売予定なので楽しみに待とうと思います。

☆あらすじ☆
泥棒の娘と刑事の息子に、探偵の娘が?
恋と復讐の物語が、新たにはじまる!
和馬が新人の女性新人刑事の教育係に指名された。北条美雲、23歳。京都の老舗探偵事務所に生まれ、祖父は「昭和のホームズ」、父は「平成のホームズ」と称された探偵一家のひとり娘である。
泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差する。
連続ドラマ化で話題沸騰のシリーズ第二弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

華と和馬の娘・がもうすぐ4歳になるという頃、和馬のもとに新任の警察官・北条美雲が配属される。
探偵一家の娘でありながら、刑事事件に関わるために警察官となった美雲。
彼女とバディを組んだ和馬は、ある殺人事件を追っていた。その最中に華と杏を乗せた保育園のバスがバスジャックに遭う。
謎の多い一連の事件は少しずつ繋がりを見せ始めーー というストーリー。

 

泥棒一家、警察一家ときて、探偵一家の登場です。
冒頭から探偵三箇条を読み上げる新ヒロインに「またやばい一族が出てきたな・・・!」とワクワクしました。
しかもドジっ子ですよドジっ子。ドジっ子名探偵。
まぁ転ぶ転ぶスッ転ぶ。転んで汚した時用の予備のパンツスーツには流石に笑いました。転ぶのは止められないのか!

 

美雲ちゃんが主人公交代レベルの存在感をみせる一方で、再び暗雲たちこめるのは三雲家と桜庭家。
元々無理のある縁組だったし疎遠になるのは仕方ない。でも板挟みの華が少し可哀想でした。
それに絶縁宣言はさすがに切ない・・・・・・
華は自分の家族のことを他人に気を使えない自由人って評していたけれど、トラブルに巻き込まないために先手を打って絶縁を申し出た尊さんたちは十分に気遣いできる人たちですよね。我が道をゆく泥棒でも身内への情は厚いのだ。

 

しかし杏ちゃんからも手を引いたのは意外だったなぁ。
手グセの悪い4歳児とか将来有望?なのに。
ドングリ盗むくらいならまだ可愛げがあるけど、この子が大きくなったらどうなるのか不安にもなります。華ですら無意識に手が悪さしていたわけだし。
そんな杏ちゃん、窮地にあってスマホをスリ取ったのはグッジョブでした。ちびっこ泥棒の活躍は今後もあるのかな?楽しみです。

 

殺人事件やらバスジャックなどの一連の実行犯は捕まえたものの、黒幕である「L」までは手が届かなかった今回のお話。
ホームコメディ感も薄めでカタルシスまでいかなかったのは残念でした。
1冊まるまる準備回という印象で、本題突入は次巻からかな?
三雲家のタブーが何をしようとしているのかドキドキします。
しかし前巻で第一子は男の子の家系とか言っていたのはなんだったのか。杏ちゃんも女の子だったわけだし。

 

それはさておき、次巻は禁断の恋パート2も始まりそうで楽しみです。
美雲ちゃん、恋愛とか結婚とかの話がよく出てくるから「万が一、和馬との不倫方向だったら嫌だな〜」とか思ってたんだけどまさか&突然の一目惚れ!
探偵美女と天才ハッカーの恋が始まるのか!?楽しそうですね!!

 

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