神様は少々私に手厳しい6 /守野伊音



神様は少々私に手厳しい 6 (ヒーロー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年6月刊。
プライムノベルスで5巻まで刊行された後、ヒーロー文庫で1巻から出し直し。
そしてついに完全新作の第6巻が登場です。
プライムノベルス版を集めていたので版型変更に戸惑いはあるけれど、最後まで書籍化してくれるなら全て受け入れます!やっと電子書籍化してくれたしね!笑

☆あらすじ☆
閉ざされた集落からの逃走劇!? ルーナと兄妹になる!? 滝に落ちた二人は無事に仲間の元へ帰れるのか。
巡礼の滝から落とされたカズキとルーナは洞窟で目を覚ます。
どうにか一命をとりとめた二人は、迎えに来た住人に案内されてとある場所に辿り着いた。
そこは、驚くほどのどかで、大人も子供もいる小さな村だった。
どうやら巡礼の滝から落とされて生き延びた人たちが集まって、村を築いたらしい。
ルーナと兄妹という設定にしてしばらくそこで暮らすことになったカズキは、一緒に料理をしたり、同じベッドで眠ったりと穏やかで幸せな時間を過ごす。
一生この平穏な時間を過ごしたいと願いつつ、再会を約束したアリス達の元へ戻らなければいけないと、二人は帰る手段を探すのだが、住人たちは、村からは決して出られないと言い――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

巡礼の滝から落とされたものの、運良く人里に流れ着いたカズキとルーナ。
謎の美女の忠告に従い、兄妹のふりをして隠れ里のような村の世話になることになったカズキたちは、やがて村の異常性に気づくことになるのです。

 

というわけで、いつも通りの「一難去ってまた一難」。
ヤバい村から逃げる機会を伺いつつ、そんな状況の中であっても共に在る幸せを噛みしめるカズキとルーナの二人暮らしが描かれていきます。

 

離れ離れがデフォルトの二人だけに、ここまで甘々ムードなのって結構珍しいような?
ツッコミも不在で、一見すると穏やかな日常回。
それでもカズキの素っ頓狂は相変わらずだし、ルーナのツッコミはド甘い上に手加減が半端ないから、私はなんだかアリスちゃんの「たわけー!」が恋しくなりました(笑)

 

だってさぁ、いくら監視下に置かれた日常とはいえ、甘いんですよ・・・!ラブコメなんですよ・・・!!
「えっ、なに、このあとでルーナが突然死するの??」とか身構えちゃうんだよ・・・!!!!
幸せムードが続くと揺り返しが怖い。仲間が増えると裏切りが怖い。前に進むと落とし穴が怖い。

 

このシリーズ、カズキのたわけっぷりが楽しくて笑えるのに、ふと真顔になる瞬間が多すぎて地味にトラウマなんです。
エマさんはたぶん信頼できると思っていたけど、シャルンさんはいつ豹変するかとビクビクしてた。
よかったぁ。ただの変なオネエさんだった。

 

なんとか村から逃げ出し、熊から逃げ出し、ルーナがツバキをボコボコにし、アリスちゃんは元気よく叫び、ああようやくここまで戻ってきたな・・・と思えた第6巻。
各巻ラストのなかで一番平和な締め方だったのではないでしょうか。
すごいホッとしたムードだったのに、「けれど、願いは届かず、祈りは引き千切れる」「そうして私は、起こしてくれる人がいない場所で一人、悪夢の続きを見ることとなる」ってカズキのモノローグはなんなの!?フラグ!?怖いよ!!

続きがとても待ち遠しいです。
いったい、いつになったらルーナとカズキに平穏が訪れるんだろう。

 

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「神様は少々私に手厳しい6 /守野伊音」への1件のフィードバック

  1. 管理人のみかこです。
    拍手コメントありがとうございます。

    いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!
    これからも更新がんばります(^o^)

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