悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5 /永瀬さらさ



悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年7月刊。
舅襲来!そしてクロードに貞操の危機!というシリーズ第5弾。
初の前後編です。良いところで終わってるー!

☆あらすじ☆
魔神登場で嫁舅問題が発生!! 悪役令嬢、妻の立場に悩む……!?
「お父さんだよ、会いたかった!」そう言って微笑む、クロードそっくりの美形・ルシェル。魔の神と名乗り、魔界での魔王の父だという彼は、アイリーンを嫁と認めず、クロードを魔界に連れ帰るというのだが……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は「聖と魔と乙女のレガリア4」のお話。
アイリーンたちが生きる時代よりも遥か遠い過去が舞台だった「4」において、ラスボス兼ヒーローだった最初の魔王・ルシェル
そのルシェルが「クロード〜♡パパだよ〜!」と現れたことから、アイリーンは新たな困難に立ち向かうことになるのです。

 

ルシェルとクロードの関係、最初は「どういうこと?」と戸惑いました。クロードは一応人間から生まれてるじゃんって。
これ、要するに幽○白書の幽助と雷禅みたいな理解でいいのかな(他作を持ち出してすみません)
ややこしい関係だけどルシェルの父ムーブならぬ舅ムーブは面白かったです。
いびりに全然負けないアイリーンさまが流石すぎる。歯向かうものは優雅に叩き潰す。相変わらず楽しい主人公ですw

 

こんなポンコツ舅相手なら楽勝だな、と思ったところで投げ込まれたのが神聖ハウゼル女王国の女王試験
同時に「4」のキャラクターの存在が目立ち始め、物語に暗雲が立ち込めていきます。

いやぁ、ハウゼル女王国の女王候補やばいでしょ。神聖さの欠片もない!
全年齢指定のせいでクロードさまはずっとお預け状態なのにね。ちゃんとレーディング守ってくださいよー!
でも女豹の群れに襲われてカーテンに引きこもるクロード様は面白すぎましたw これなんで挿絵ないんだww コミカライズで見たいシーンナンバーワンに躍り出たww
あと、クロードの結婚式に乗り込んだシーンも好きです。アイリーン様なら花婿の手をとって逃げたりせずに堂々と仁王立ちするって信じてた。

 

さて、今回の話で一番面白いのは今までアイリーンが捻じ曲げてきた「本来のシナリオ」を強制的に実現させていこうとするところ
終わったはずの話が蒸し返されるゾクゾク感。運命からは逃れられないのだ、と囁かれているかのよう。
「4」の悪役令嬢グレイスを名乗る女の不気味さがまた良かった。
周到にアイリーンを追い詰め、味方すらも取り込んでいく不穏さにドキドキしました。

 

とはいえ離反が重なっても多分大丈夫だろうと思っていたのだけど、オーギュストの暴走だけはどっちに転ぶかわからなくて心配しましたw
おかげで「左遷だ」にくっそ笑った。カップル成立は遠そうだなぁ・・・!
あのシーンは色々と悟ったサーラの言葉も良かったです。「男の人はすぐ、なんかそういう肩書きに憧れて、家庭をかえりみなくなるので・・・」というセリフ。経験者は語るね。現在進行形で苦労してるもんね。

 

それにしても女性陣は皆どんどん強くなっていきますね。いい感じ。
ヘタレたちも頑張ってほしい。特に聖王とオーギュスト。
アイザックは・・・・・・うーん・・・・・・ヘタレというか、なんかもっと深い部分で難しい物件感。
他に好きな女性ができても、彼にとってアイリーンが一番なのは変わらないんだろうな。恋愛がどうこうじゃなくて。彼らは唯一無二の相棒なんだよ仕方ない(コミカライズ2巻の手をパン!ってやるシーンに悶えた読者並の感想)

 

さてさて、この騒動は終わらず、後編に続くようです。
次回はついに「聖剣の乙女」の真実が明かされるのかな?
ルシェルの「妻」は伝説上の「聖剣の乙女」とは違うようだし、歴史と真実の齟齬が明らかになる瞬間が楽しみです。
クロードの「運命の相手」や、「お姉様」にザマァした女の真意も気になりますしね。

それにしても色々と核心に迫っていてシリーズ終盤感がすごい。まだ続くよね?どうなんだろ??
次巻も楽しみに待っています。


 

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