真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました3 /ざっぽん


真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました3 (角川スニーカー文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年1月刊。
辺境で恋人とイチャイチャしながらスローライフする物語第3弾。
季節が冬だからなのか・・・バカップル度が増してません?糖度が高すぎて読むの大変だったんですけど!(興奮)
また、前々から胡散臭さを感じさせていた「加護」の問題に話が進み、ファンタジーとしての面白さも増していると思います。
やっぱり楽しいなぁ、このシリーズ。続きも期待しています。

☆あらすじ☆
愛しい人の温もりで幸せいっぱい――超人気・辺境スローライフ第3弾!!
温暖な地域である辺境ゾルタンにも、冬の寒波がやってきた。
「寒い日だからこそ来たくなるような薬でもあればいいのに」
リットのそんな提案から、レッドはかつての冒険で得た知識を駆使し新商品の開発に取りかかる。やがて、ゾルタンでは珍しい雪が降り始め、夜の森で雪を眺める二人は肌を寄せ合い暖め合う――
「あなたの身体って暖かいねぇ」愛しい人と温もりを分かち合う二人の生活は幸せいっぱい。
一方、””勇者の加護””による衝動から解き放たれる為、ルーティは暗殺者ティセと共に辺境の地・ゾルタンへと向かうのだが……!?
WEB発大ヒット作、3万字超大幅加筆による新規書き下ろしエピソードを収録。
加護によって引き離された兄妹、二人の運命が交錯する第3弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

冬は恋人達の季節ということで、いつも以上にいちゃいちゃするレッドとリット。あ、秋の段階でいちゃいちゃしてたわ。
二人で何かする度にスキンシップを挟まないといけないのか?そういうノルマなの?ってくらいイチャイチャする二人に悶えすぎて死にそうでした。良いぞ良いぞ〜〜!流石ゾルタン一のバカップル!
そして「私のレッドはスゴイんだから」かーらーの「いつだってリットがいてくれるからだよ」が最高すぎて尊死。
雪が降る屋外でも二人のラブラブっぷりはすごかった。恋人といるときの雪は特別な気分に浸れるってかァ!

 

そんなレッドたちのところへ遂に辿り着いた勇者ルーティ。
すわ嫁と小姑の戦争勃発か!?と身構えていたら、話は予想よりもシリアスな方向へ(でもお風呂シーンはハラハラ)(実況のティセに笑った)

これは物語自体の核心に迫っているんですよね?

人生の在り方を強制する「加護」の不気味さは前々から触れられていたけれど、真正面から「加護に従うことは義務なのか?」と疑問を抱き、力強くNOを叫ぶ展開にワクワクが止まりません。
「俺達は加護の奴隷ではない」って断言するレッドがかっこいい!

 

ただ、そう簡単に加護を人生から切り離せるなら、こんなことになっていないわけで。
与えられた加護と自らの望みの間で生まれる感情の揺らぎが面白くなってきました。

リットとのスローライフを継続したいレッド。
『勇者』の役目を放棄してでもレッドの傍にいたいルーティ。

二人の気持ちは分かるけれど、魔王が倒さねばならない脅威であることもまた事実。
でもそれを「勇者」ひとりに押しつけることに疑問もある・・・・・・さぁここからどうするのか。
「勇者様が救われて、みんなで笑える物語」にするために、彼らが何を選択するのか楽しみです。

 

ただ、「加護」にはまだ何か裏がありそうなのが怖いんですよね。

何よりも恐れているのが、悪魔の加護によって『勇者』が『勇者』でなくなること。加護の本質を知らないこの時代の人間が、あつての『真の魔王』に達することは、ありえそうにもない話だが、もしそうなればシサンダンは自分の命を含むすべてを差し出してだも、ここで『勇者』を討ち取らなくてはならない。

このシサンダンの懸念が謎すぎる。
魔王を倒す存在であるはずの『勇者』。でも『勇者』でなくなることの方が魔王サイドにとっては恐ろしいの??どういうこと???

 

そういえば、幕間の「嘘の世界の物語」っていうのはルーティとレッドが加護に逆らわなかった場合のifでしたね。
これってレッドがレッドじゃなければとっくに死んでいたんだよという話なのだと思うのだけど(実際のレッドは加護ではなく自身の努力で勝利している)、つまり「加護」は個人単位で見れば絶対に守らなければならないものではないということ。
というか、「加護」に従順でない方が良いケースもあるということか。そんな「加護」って一体何なの?

 

ただでさえレッドとリットのいちゃいちゃが増していて楽しいのに、ストーリーも面白くなっているのが最高です。
次巻も楽しみ!


 

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