不本意ですが、竜騎士団が過保護です2 /乙川れい



不本意ですが、竜騎士団が過保護です2 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年12月刊。
前巻は「そんなに過保護かな?」という印象の本作ですが、2巻はタイトルに偽りなし。「竜騎士団が過保護」になっていました。やはり胃袋なのか。団員たちの即物的な過保護ムーブに笑うw
そして団長とリオノーラの関係は糖度ましまし。ノーラは相変わらず鈍感だけど団長はめっちゃグイグイきますね。そのくせ団長らしく部下を導こうとする気概もみせるから格好いいヒーローです。
物語もキャラもエンジンがかかりはじめた様子で、1巻よりも楽しめた2巻でした。続きも期待しています。

☆あらすじ☆
1巻重版出来!! ワケあり王女、団長さんに引き続き可愛がられてます!?
隣国の精鋭・竜騎士団に潜入中の王女リオノーラ。男だらけの中で紅一点頑張るものの、相変わらず過保護な団長ハーヴェイに認めてもらえず、もどかしさでいっぱい!
そんなある日、妹の婚礼祝いに兄王子がやってきた。正体がバレたら、本国に強制送還されてしまう。
竜騎士団に残りたいリオノーラは、団長の助けを借りて王都を抜け出すけれど…!?

以下、ネタバレありの感想です。

ノーラの異母兄であるレイブラ王太子エリオットがやってくるーー

母国を出奔し、こっそりヴァレイン王国の竜騎士団に入団していることがバレてはいけないノーラ。
しかしアクセルとの二重契約があるから団長のハーヴェイの傍を離れることもできない。
そこでノーラとハーヴェイは、エリオット訪問の間、竜騎士団の山岳訓練という名目で王都を離れる計画を立てるのです。

 

というわけで、2巻は竜騎士団揃って遠くにお出かけキャンプ回(違)

すっかり竜騎士団に馴染んだノーラに対し、団員達のとる態度はまさに「過保護」って感じでした。
仲間意識と女の子扱いがうまいことバランス取れていて楽しい。
別に恋愛感情があるわけでもなく(嫁にこいとか言ってるけど冗談っぽいし)隊の末っ子を愛でている空気にほっこりします。
ていうか今のところノーラガチ恋勢は団長だけかな?
あ、団長がそうだから団員が萎縮してるのか。めちゃめちゃ牽制してますし。許可する気のない許可制に笑いました。贔屓とかそんな生やさしいレベルじゃない。それでいいのか団長・・・!

 

とはいえ、ハーヴェイは団長らしく団員のノーラを導こうとするところが格好いいから良し。
ヘラヘラしているようで、誰よりも気を配ってる人ですよね。
竜騎士になりたいというノーラの気持ちを自分で見極めさせようとするところとか。

 

一方のノーラも「なぜ竜騎士になりたいのか」の答えを探すという意味で一歩成長した様子。
妹の傍にいるための偽装ではなく、ノーラ自身の進むべき道として騎士団を選ぶっていうのが素敵。
戦うことの意味を理解した上で、何のために戦うのかをしっかり考えているところが好感度高いです。

 

成長したとはいえ、恋愛面では団長に振り回されっぱなしなノーラ。いや逆に団長が振り回されっぱなしなのか??二人揃って振り回し合ってる???
団長めっちゃストレートに猛攻かけてるし既に両想い状態なんですけど、最後のこれはどうなってるのでしょうか。両片想い続行???

 

そういえば、前巻で気になっていた「なぜ母はノーラを国から出したのか」という疑問の説明があってスッキリしました。
この点も含め、国同士の敵対関係や同盟関係をバックに、色々と話が不穏な方向に転がっている様子。
竜騎士団で生きることを決めたノーラだけど、王女という身分はまだまだ彼女にトラブルを引き寄せそうです。
ということは3巻以降もシリーズが続くってことですよね? 楽しみです!

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