【おすすめ紹介】2018年版お気に入りのライトノベル 20選


錆喰いビスコ (電撃文庫)

年末年始恒例企画!
今年1年の総決算として、2018年に読んだ本の中から特に面白かった作品をピックアップしたいと思います。
「2019年も続きが読めたら嬉しいな・・・」といいう願掛けを込めて新作中心です。
それでは以下をどうぞ!

 

1)2018年スタートの期待の新作

 

錆喰いビスコ (電撃文庫)
瘤久保 慎司, mocha
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

2018年スタートの期待度ナンバーワン作品『錆喰いビスコ』
「このライトノベルがすごい!」で新作部門・総合部門のダブル1位を獲得したことでも話題になりました。
錆に覆われた世界を舞台に、キノコ守りの少年と美貌の少年医師の旅を描くポストアポカリプス・ファンタジー。
煮えたぎるような熱さと、研ぎ澄まされた信念と、少年コンビの絆の強さに、読んでる間わたしのテンションは上がりっぱなしでした。
1月に第3巻が刊行されるし、2019年もたくさん楽しませてくれるシリーズになることは間違いないでしょう。楽しみです。

 

1冊だけの面白さでみたら2018年の新作で私的ナンバーワン作品『スカートのなかのひみつ。』
「風がスカートをめくったあの瞬間、すべてが始まった。」
男の娘と巨漢のコラボレーションから始まるパワフル系青春群像劇です。
男の娘が「世界一の女装アイドル」を目指したり、三人娘が「時価8000万円のタイヤ」を盗み出そうとしたり、巨漢が恋煩いでおいおい泣いたりするお話。
カオスでエネルギッシュで純粋一途な少年少女の青春の一幕。
爽やかな疾走感に背中を押され、最後のページまで手が止まることはありませんでした。

 

芸術学部のコミュ障お姫様・小海澤さんと、彼女の絵を見るためにわざわざ芸術学部に通う今城くん。
些細なきっかけを得て小海澤さんに近づいていくことに成功した今城くんは、やがて彼女が抱える秘密に巻き込まれていくことになるのです。
不思議要素ありシリアスありの物語。そしてとにかく小海澤さんが可愛くて仕方ない作品です。
ラストで爆笑しながらキュンキュンすることを思えば多分ラブコメ。
ネタバレがやばいので事前に挿絵をチェックするのはやめましょう。

 

売国を目論む天才王子が、うっかり国家運営に成功してカリスマ君主の道を歩むファンタジー戦記。
コメディ全開で楽しく進むけれど、ガッツリ戦記ものとしても楽しめる作品です。
有能ゆえに快進撃を続け、そのせいでドツボにはまっていく主人公の葛藤にめちゃくちゃ笑います。
ちなみに主人公は補佐役のヒロインのことを「俺の心臓」と呼びます。彼女の存在は彼の逆鱗なのです。そういう関係がツボな人にもオススメ。

 

RPGに登場する「途中で離脱する仲間」を主人公としたスローライフ・ファンタジー。
勇者パーティーを追い出され辺境にやってきた主人公が、元ツンデレお姫様と一緒に薬屋を開業する物語です。
この作品はとにかく主人公とヒロインの関係が好きすぎる。ツン期の終わった元ツンデレヒロインがめちゃんこ可愛いのです。
ツンデレ特有の押しの強さが素直なデレに発揮されると愛しさしか生まれない(拝)
互いの気持ちを理解した上で、あえて遠回しな表現で今の距離感を楽しんでいるカップルが尊すぎて語彙が消えます。
スローライフものだけど意外と緩急のあるシリーズだし、世界観も実は殺伐としている本作。ストーリーに読み応えがあるところも好きです。

 

異世界へ転生した後、同じ女が原因で何度も殺され、転生を繰り返す少年。
そうして迎えた5度目の人生で、彼は「殺され続ける運命」の逆転を目指すのです。
各国を蹂躙する人間の帝国と、帝国に抵抗する他の国々の戦いを描いたファンタジー戦記としての読み応えも素晴らしい本作。
じりじりと命を削られていく緊張感ある展開と、それによって生まれるラストのカタルシスが最高なのです。

 

地上から多くの人々が消えた世界を旅するロボットと少女の物語。
ポスト・アポカリプスなSFとしても読み応えがあるのだけど、それ以上に「家族」の物語として素晴らしい作品だと思います。
冷たい機械の身体と、ブラックボックスな心を持つロボット。
温かい身体を持つけれど、歪な倫理観をもつ人間の少女。
人の少女を育てたロボットは、過去を振り返りながら苦悩し、後悔し、懺悔をするのです。
病を抱えたロボットの人工知能が生み出すドラマが最高なんです。

 

世界規模の厄災により現れた「樹竜」と呼ばれる怪物。陸地を奪われた人類は海上へと追いやられ、独自の生活を築いていた。
そんなポストアポカリ世界で、小型ヘリに乗り込み、巨大な敵との戦いに挑む師弟の活躍を描いたSF作品です。
ヘリコプターが縦横無尽に空を駆る空戦シーン。皮肉を交わしながらも息の合った連携を魅せる主従の絆。
そして困難を乗り越えようとする人間の放つ輝き。
痺れるほどの熱量がある作品だと思います。
世界観の奥行きも深く、どっぷり作品世界に浸れるところも大好きです。

 

嘘がわかる少年。嘘をつかない少女。嘘ばかりつく少女。そして謎を残して死んだ少女。
様々な「嘘」を解き明かすなかで、傷つき、苦脳し、それでも前に進む少年たちを描いた青春ミステリーです。
「嘘」というテーマを、ミステリーにも青春にも恋愛にも余すところなく使い込む丁寧なストーリーが素晴らしい作品でした。
思春期特有の潔癖さを抱え、様々な形で「嘘」に振り回される少年少女の心情に思わず魅入られてしまうのです。

 

「天鏡のアルデラミン」の宇野朴人さんの最新作は魔法学園ファンタジー。
底知れぬ闇が広がる魔法学校を舞台に、緊張感に満ちた学園生活をスタートさせる新入生たち。
彼らの剣と魔法を駆使した派手なアクションも見どころですが、仲間たちの友情と共闘にも胸が熱くなる作品でした。
もはや期待しかない新シリーズ。刊行間近の2巻も楽しみです。

 

「ゼロから始める魔法の書」(電撃文庫)の虎走かける先生の新シリーズ。
のじゃロリババアな魔女先生に引率され、ワケあり見習い魔法使いたちが「特別実習」に挑む物語です。
前作読者なら楽しめるポイントが盛りだくさん! というか前作の正統続編です(レーベルが変わったから気づかない人も多そう)
ゼロ書の続編としても、新たな魔女と魔法使いたちの冒険と絆を描く新シリーズとしても面白い本作。
特に表紙の魔女先生の、子どもっぽい言動と成熟した人生観のギャップが最高なのです。
魔法教師ものとして今後も期待の新作です。

 

タイトルそのまま「公園で数人の高校生たちがひたすら遊ぶだけ」の小説です。
特に大きな事件が起きるわけでもなく、普通の高校生のダラダラとした日常を描いていくだけ。
それだけの話なのだけど、読み終わったときにはじわ〜っと充実した気持ちが胸に広がるのです。これがめちゃくちゃ気持ち良い。
興奮する面白さというより、リラックスできる心地よさを得られる感じ。
主人公とヒロインの関係も最高なので、幼なじみスキーには是非とも読んでほしいなぁと思います。

 

「おにぎりスタッバー」「6番線に春は来る。」の大澤めぐみさんの最新作。
世界を敵に回した魔女の戦いを描くファンタジーです。
ネタバレせずに語るのが難しい作品なので、タイトルだけ覚えて本屋に向かってほしい。
世界を敵に回した魔女と弟。互いだけを拠り所とする二人の関係にエモさと切なさを感じるし、ラストはそんなレベルに収まらない感情の嵐に見舞われました。

 

親の再婚相手の連れ子として再会した元カップルの日常を描いたラブコメ。
豪速の変化球でイチャイチャイチャイチャイチャ(略)しまくる二人に私は殺されました。なんて新感覚なケンカップル・・・!
「あんなヤツ、大嫌いだ」と本心から憎々しげなのがめちゃくちゃ萌える。副音声の幻聴がする。
終わらせたはずの恋心をこじらせていく元カップルの今後に是非とも注目していきたい作品です。
きっとシリーズ化するので2019年も楽しめるに違いありません。

 

2)今年特に面白かったシリーズ作品

 

当ブログとしては、2018年総合1位は東京レイヴンズを選びます。だって最高だった。
アニメ化した陰陽師学園ものである1部。陰陽師の雛たちがそれぞれの羽ばたきをみせた2部。
そうして積み重ねられてきた物語の真髄は、この最新刊でついに謎のベールを脱ぎ去るのです。
今までも十分に面白いシリーズだったのだけど、過去編によって面白さのレベルが何段にも跳ね上がった感じ。
やはりあざの耕平は天才だった。素晴らしい作品をありがとうございます。もはや完結まで見届けないことには死ねない。

 

クセが強い十文字青作品のなかでは、読者の裾野を広げるような読みやすさがあったグリムガル。
しかしここ最近のグリムガルは十文字青節が全開です。これが十文字青なんだと叩きつけるかのような、グルグルと悪酔いする心情描写のオンパレードが凄まじい。
薄目でしか他の人の感想を見てないのだけど(怖くて)、賛否両論割れまくってる雰囲気をひしひしと感じています。
でもなぁ、私は好きなんだ・・・・・・こういう十文字青が好きなんだ・・・・・・
というわけで最近のグリムガルめちゃんこ最高です。
内容的にも物語の根幹を揺るがす急展開に突入し面白さが極まっています。ああ早く続きが読みたい・・・!

 

最近、Twitterでは魔奴愛の話にすぐ食いつくみかこです。
コミュ障魔術師が、エルフの美少女に一目惚れしたことから始まる魔王ラブコメファンタジー。
毎巻毎巻、初々しくも夫婦ムーブ全開な主人公カップルに心がしんどくなっています。尊すぎて。
どこまで糖分を足せるかなって感じでバカップル化が止まらない純愛ラブコメ。
そのくせ「魔王」という存在の謎に迫るストーリーは読み応え満点で、甘いだけではないのが素晴らしいシリーズなのです。
コミカライズも最高なので興味があったら是非どうぞ!

 

賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)
周藤 蓮
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

18世紀末のロンドンを舞台に、奴隷の少女と孤独な賭博師の出会いから始まる物語。
明日をも知れぬ賭博師の悲哀や、声も名前も奪われた奴隷少女が沈む絶望、そんな二人が不器用に交わし合う想いなど、苦々しくも愛しいドラマを限りなくエモく描いてきたシリーズは、1月に刊行される第5巻で完結を迎えます。
傑作になることは間違いなく、今からでも遅くないから一気読みしてほしい作品です。

 

無惨な最期を遂げた少年が異世界に召喚され、「拷問姫」の従者として悪魔と戦うゴシック風異世界転生ファンタジー。
朗々とした口上や、唄うような語り口が素晴らしいダークファンタジーで、ここ最近の展開は積極的に読者の心を地獄に落としていく鬼畜な物語です。
その先に待つのは絶望かもしれないけれど、抗えない魅力ゆえに読まずにいられない。
そんな感じで大好きな作品です。
新章の評価が定まらないものの、6巻が号泣レベルの傑作なので2018年イチオシのひとつに数えたいと思います。

 

ネトゲの嫁とリアルでも夫婦化していく高校生の部活ラブコメ。
最近はルシアンも「ネットとリアルは別!」とか言わなくなり、夫ヅラが様になってきましたね。高校生なのに熟年夫婦化が止まらなくて可愛い。
ネトゲ嫁は面白い面白くない以前に私の生活サイクルに欠かせないフェーズへと移行しています。3,4か月に1冊、定期的に刊行してくれるネトゲ嫁は私の大事な癒し。
なんとなく完結間近っぽい雰囲気を勝手に感じ取っているので、2019年ちょっと動向に注目したい作品でもあります。

 

以上です。
来年はもう少し新作ラノベを読みたいところ。
あと、1巻を読んであっさり続きを追うのをやめる諦め癖も直したいです・・・笑

 

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