復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる1・2 /クレハ


復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1 (アリアンローズ)
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1 (アリアンローズ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
1巻:2017年1月刊、2巻:2017年2月刊。
度を越した執着をみせる幼馴染(同性)と一緒に異世界に召喚され、そこで散々な目に遭い復讐を誓った女子大生のお話。
復讐と言いつつ人の良さが言動からにじみ出ていて、決してダークな物語ではありません。至極まっとうにケジメをつけさせようとするヒロインのさっぱりした気性が好き。
色々大変なこともあるけれど、タフな性根の主人公がほのぼのと異世界ライフを満喫するファンタジーでした。
ヒロインを溺愛する精霊たちがとても可愛くてほっこり。
猫として出会った竜王とのラブコメもなかなか良かったのだけど、こちらは今後に大いに期待といった感じでした。続きも読みます。

☆あらすじ☆
ワガママ幼馴染あさひに懐かれているせいで、散々な生活を送っていた森川瑠璃。ある日、そんなあさひに巻き込まれ瑠璃は異世界に召喚されてしまう。しかも、陰謀によって危険な森に捨てられることに……!?「絶対に生き抜いて、あいつらに復讐してやる」しかし、親切な魔法使いチェルシーに助けられ、瑠璃は異世界での生活を満喫し始める。ひょんなことから手に入れた腕輪の効果で、白猫に変身できるようになった瑠璃。身を寄せることになった竜王国で人であることを隠すはめになった彼女は、当面、白猫の姿で過ごすことになってしまい……。ふわふわモフモフの小さな姿でどうやって復讐を果たすのか!?アリアンローズ新人賞受賞作。 精霊と魔法の王道異世界ファンタジー第一弾、ここに登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

幼馴染のあさひに執着され、何かとあさひを贔屓にする周囲に敵視されて生きてきた女子大生の瑠璃
彼女はあさひの自分に対する執着っぷりを「とりもちのように」と例えていたけれど、まさに、まさに・・・!という感じです。
もうね、怖いんだよ。べたべたする+話を聞かない+やたら真似したがる+自分の都合を押し付ける、というヤバい「自称オトモダチ」の悪しき見本って感じ。でも実際こういう子いるよねぇ・・・とドン引きでした。

 

しかも実はあさひは魅了スキル持ち。周囲を巻き込んで瑠璃を翻弄する姿はもはや人災どころか天災レベルなのです。
瑠璃はあの性格だから境遇に耐えられたのか、それともあの境遇だからタフな性格に鍛えられたのか。
家族の性格的に前者っぽいですけど、あれは瑠璃以外だったら心を病んでしまうだろうなぁ・・・・・・

 

そういう因縁深い幼馴染と共に異世界に召喚されてしまった瑠璃。
経緯は胸クソだけど、城から追い出されて一人でサバイバルを始める姿はなぜか生き生きしているように感じられ、あさひ不在を満喫してる様子に思わずフフっとなりました。
「絶対にあいつらに復讐する」と息巻く一方で、瑠璃は嫌な人たちから離れ可愛い精霊と親切な竜族に囲まれて異世界に馴染んでいくのです。
その姿に何度「ねぇ、復讐のこと覚えてる??」と思ったことか。
まぁ忘れてなかったんですけど。ケジメはしっかり取らせるところも頼もしいヒロインでした。

 

そんな瑠璃を溺愛する精霊たち。
これがもう可愛くて可愛くて!
ちんまい精霊たちも愛らしいのだけど、流暢に喋る上位精霊たちも瑠璃大好きっぷりが微笑ましいんですよ。
特にコタロウのモフみがよかったなぁ。わざわざ身体を取り替えるあたり忠犬っぷりが半端ない。
あとリディアも好きです。2巻に収録されていた前の契約者とのお話が切なくてね。いつか瑠璃ともお別れするんだよな・・・と思うと時の精霊というリディアの在り方を不憫に感じてしまいます。もう少し人外っぽい心をもっていればよかったのに、彼女の情緒はとても人に近いから。
せめて今は瑠璃と仲良く楽しく過ごしてくれるといいなぁ。そう祈るばかりです。

 

さて、恋愛方向で気になるのは瑠璃と竜王ジェイドの関係。
瑠璃が猫のフリしていたせいでペットっぽい距離感だった頃から「これがバレたらどうなるのかなぁ〜」とワクワクしていました。
まぁ意外とすんなり受け入れられてしまったけれど・・・・・・もっと動揺する竜王さまが見たかった・・・・・・瑠璃家出時の方が動揺していたやんけ!笑
でも寝てる間にこっそり人間モードを確認しているジェイドにニヤニヤできたので満足です。瑠璃はとてもニブい子だからぜひじっくりじわじわ落としてほしいと思う。

3巻以降もゲットしたので早めに読みたいと思います。

 

余談ですが、この作品、実はあきさんのコミカライズから知ったんですよね。

 

原作小説も面白かったけれど、コミカライズの続きも楽しみです。

 

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