アルバート家の令嬢は没落をご所望です4/さき


アルバート家の令嬢は没落をご所望です 4 (角川ビーンズ文庫)
アルバート家の令嬢は没落をご所望です 4 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2018年8月刊。
すでに完結したと思っていたシリーズのまさかの新刊。コミカライズが決まった関係でしょうか?
このシリーズは1・2巻で本編が綺麗に終わっていて、3巻が後日談のようなものだったのだけど、この4巻は後日談の後日談という雰囲気。
大好きなシリーズなのだけど、少し蛇足感が否めないかな。今更な「アレ」も最初は笑えたけれど・・・
でもアディとメアリの掛け合いはやっぱり可愛くて、ファンサービス的に楽しめる1冊だと思います。

☆あらすじ☆
従者アディにモテ期到来!? WEB発の転生・悪役令嬢ラブコメ第4弾!
「お嬢が嫉妬、俺のために?」乙女ゲームの転生・悪役令嬢メアリと、無礼な美形従者アディ。交換留学で新たな令嬢が現れ、アディにまさかのモテ期到来!? メアリ史上初の胸の痛みに、二人の関係もこじれていき!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

エレシアナ学園とカレリア学園の交換留学が行われる第4巻。
留学先でお友達になった令嬢たちがやってきて、いつも通りにワイワイ騒ぐメアリの日常。しかし『ドラ学』アニメ版のオリキャラ・ベルティナが登場し、雰囲気はややギスギスとしたものに(・・・ならない!)
あからさまにアディへ迫るベルティナ嬢を見て、メアリは胸にモヤモヤとしたものを抱える自分に気づくことになるのです。

 

前3巻でかなり綺麗に終わっていたのにどう続けるのかと思いきや、なるほど「アニメ版」!
アニメのオリキャラというのは上手い配役だったと思います。
ただ、本編に比べるとアニメ版に関わる設定がいまいち練られてないな・・・と感じてしまうのが残念でした。
ベルティナ嬢自体、劣化メアリというか、魅力のかけらもないポッと出キャラっぷりがあって・・・・・・
そもそもメアリとアディはすでに結婚しているわけですよね。この結婚設定もなんだか上手く生かされていない感じがありました。
未だに恋人レベルの距離感にしか見えないというか(それもそれで美味しくはあるのだけど)、ベルティナがアディに迫ることに対するメアリを含めた周囲の反応に違和感があるというか。
結婚と恋愛は別という貴族社会的な価値観のアレなのかな? いまいちそのへんの世界観の作り込みが浅いような。

 

まぁ結婚設定に関しては、「結婚までしといて、いまさら『嫉妬』を経験する」というメアリの鈍感さを笑うところなのでしょうが、それも、うーん、、、、、、胃もたれネタを引っ張りすぎた割には真相に捻りがなく・・・・・・

 

ああ、辛口気味でごめんなさい。好きな作品なのになぁ・・・・・・

 

そういう感じで乗り切れないところがあったものの、メアリとアディの相変わらずノリツッコミは小気味よく、でも以前より甘い距離感はとても良かったです。
今までのノリで「解雇してやるー!」って叫ぶメアリに対する「夫が無職になりますよ!」っていうアディの返しが好き。その返しの返しもメアリらしくて最高でした。アルバート家の令嬢はそうでなければ。
結婚後はアディの武力行使(笑)が目立つようになった、というのも良いニヨニヨポイントでした。
無礼従者だけど従者としての一線は超えなかったアディが・・・・・・はわわ・・・・・・

 

メアリと仲良し令嬢たちの絡みは安定の面白さ。
私はカリーナ嬢が大好きなのだけど、今回は足置きがお留守番で残念でした。そして伝え聞く話が異様に生々しい・・・・・・順調に開いた扉の先を進んでいるようで何より。
あとはパルフェット嬢とガイナスくんのカップルが印象的だったかな。メアリ愛にかこつけた、パルフェットからガイナスへの愛の試練は未だ継続中のようで。
ガイナスくんが完全に許される日はくるのか。もはや本人も幸せそうだからいいのか。あとメアリ愛は別に「かこつけた」わけでもないのがごにょごにょ

 

ファンサービスと割り切れば楽しい1冊でした。
もしも5巻が出るならもう少しストーリーにも読み応えがほしいかな、とか思ったり。
とりあえずコミカライズを楽しみに待ちたいと思います。

 

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