第三王子は発光ブツにつき、直視注意!2/山田桐子


第三王子は発光ブツにつき、直視注意! 2 (一迅社文庫アイリス)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年3月刊。
他者のオーラが見える貴族令嬢と、オーラが眩しすぎて顔が見えない第三王子の宮廷ラブコメ第2弾。
今回は里帰りな婚前旅行編。
相変わらずとても賑やかに話が進み、どこまでも呑気なリナの語り口にめちゃめちゃ笑いました。
リナとジルって糖度たっぷりにイチャイチャしてるくせに、掛け合いのテンポが良くてやたらと笑えるんですよね。もはや夫婦漫才\(^o^)/

☆あらすじ☆
第三王子ジルベルトと婚約した、人のオーラが見える貧乏伯爵家の令嬢リナ。彼女はジルベルトが王太子となったことで、王妃教育を受けていたのだけれど……。
えっ! 実家に戻れってどういうことですか!?
ダメダメな語学のせいなら、もっと頑張りますから実家に帰さないでってすがりついたのにっ――どうして、ジルは婚前旅行だって言ってニコニコしてるんですか!?
オーラが見える貧乏令嬢と(オーラが)眩しすぎる王子の王宮ラブコメディの続編が、全編書き下ろしで登場!

以下、ネタバレありの感想です。

 

妃修行に励むものの、語学習得に今ひとつ成果を出せず悩むリナ。
そんな折、リナの故郷であるランドール伯爵領に出処不明の王印を持った異邦人が現れる。調査と息抜きのためにリナはジルと共にお忍びで里帰りをすることになりーー

 

序盤は夫婦のフリして婚前旅行だ!ってウキウキしていたジルのハートがボコボコにされていく様に笑いが止まりませんでしたw
女装再び・・・・・・しかもその姿で嫁の実家を初訪問とか。ちょっと憐れすぎない?王子だよ?
仲良し兄弟の前で不貞腐れるリナも可愛かったけれど、いや、でも隣にいる人の方がどう考えても不憫な状況なんだよなー。
あれはこっそり泣いてもおかしくない仕打ち。王太后さま、ほんと良いご趣味をお持ちで!大好きです!

 

それはさておき、いまいちリナ絡みで信用がないジル(前巻では父親に「恋をして阿呆になった」と嘆かれていたなー)のお目付け役として同行することになったのが、前巻ラストに少し登場しただけなのに強烈に個性を発揮していた第二王子ヨエル。あ、元王子か?
陽気なお兄ちゃんはとても良いキャラをしていたのだけど、私は会話の端々に出てくる嫁の存在が気になって仕方ありませんでした。
町で出会ったと言ってるし、たぶん平民なんだろうけど、一体何者なの?「金好きの嫁」ってことは商売人??
子供もいて内縁状態っぽいのに結婚は拒否って二人の間に何が??
ヨエル夫婦の話だけでも面白いネタになりそうなのだけど、これっていつかメインで扱ってくれるのでしょうか。
超気になる。絶対お嫁さんも個性強い人でしょ間違いない。

 

リナ、ジル、ヨエルの珍道中は、ランドール伯爵家に滞在する異邦人・ロイの登場で更に賑やかになっていきます。
実家訪問からの誘拐騒ぎにはびっくりしたけれど(ロイが猪突猛進すぎる)、クガ村での異文化交流なお話は予想以上に面白くて。
冒頭のリナの外国語学習についての悩みだけではなく、「ジルの隣にいたい」だけが頑張る理由だったリナに未来の王妃としての展望を抱かせる話でもあったわけですよね。
リナの特殊能力のルーツと、ジルが発光ブツな理由についても明らかになりましたし。
前巻の積み残し(と言えるほどでもないかな)が色々と回収されてスッキリしました。
伏線回収も含め、珍道中とラブコメで散々笑わせつつ最後はとても良い話にまとめているのが上手いんだよなぁ。
ジルが光る理由と、それを二人の絆の話に持っていく流れが好きすぎて。
息抜き回としても綺麗にオチがついていて素晴らしかったです。王太后さま、ごっこ遊びに真剣に付き合ってくれるあたり本当に良い人!

 

さて、ラブコメパートでは前巻以上に糖度マシマシなリナとジル。
ド甘いセリフのオンパレードなジルには大変申し訳ないのだけど、もうほんと二人の掛け合いが笑えて笑えて!
ラストシーンとか色気の奔流にドキドキさせてからの「酒臭っ!!」に安心するやら笑うやら。ベタだけど好き。この決めきれないところがジルらしいし、ぷりぷり怒りながらも布団をかけてあげるところはリナらしい。はー、このカップルほんと良いです。
あ、そういえば前巻はすれ違い気味だったアイコンタクトが今回はちゃんと通じ合っていましたね。成長してる!って感動しつつ、やっぱり笑いました。

 

今回もとても楽しかったです。
3巻も早く読まねば!

 

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