第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様1/翠川稜


第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 1 (ヒーロー文庫)
第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 1 (ヒーロー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年7月刊。
見た目が幼いことを気にする第六皇女と、見た目が怖すぎることを気にする黒騎士。
政略によって結婚することになった二人が、未来に思いを馳せながらゆっくりと心を交わす物語です。
辺境領地運営モノになっていくのかな? 見た目幼女でも中身はチートな姫さまが大活躍しそうな予感。
この1巻は主役二人の馴れ初め物語として綺麗にまとまっていたけれど、おそらく本題は二人が領地に移動してからなのだと思います。
ラブコメと内政を上手く絡めて描いてくれる作品だけに、今後の期待大です!
2巻も楽しみ!

☆あらすじ☆
天使のような王女が降嫁された相手は強面の騎士!? 恋には年の差も身長差も関係なし? あま~いラブコメディが登場!
リーデルシュタイン帝国は隣国との戦争に勝利し、戦勝の式典のために慌ただしい時を過ごしていた。
そんな中、第六皇女であるヴィクトリアは父である皇帝より、先の戦争で武勲を挙げた第七師団師団長のアレクシス――通称「黒騎士」に降嫁させると告げられる。
ドラゴンすら屠ると言われる剣の腕に加え、その鍛え抜かれた大きな体躯と厳しい風貌は、令嬢なら顔を見ただけで泣いて逃げ出すと恐れられている黒騎士。
対するヴィクトリアは16歳という実年齢に反して、10歳程度の子供にしか見えないほどに、幼くあどけない少女だった。
政略結婚にしても可哀想だと、周囲は結婚に反対するのだが、当のヴィクトリアは何故かアレクシスとの結婚に前向きなようで――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

武勲の報奨として「黒騎士」アレクシスに降嫁することが決まった帝国第六皇女ヴィクトリア
かつて自分を敵国から救出してくれたアレクシスに好感を持っていたヴィクトリアは縁談に乗り気。一方のアレクシスは強面で女性ウケが悪い自分なんかに嫁いでもらうのは・・・と動揺していた。
しかし幼い見た目に反して優秀なヴィクトリアは明るい笑顔で二人で統治することになる辺境領の未来を語り、やがてアレクシスも彼女を支えたいと思うようになるのです。

 

年の差+体格差カップルなアレクシスとヴィクトリアの温かい距離感がとても素敵な作品でした。
内面が繊細な強面ヒーローと、実はチートな(見た目)幼女ヒロイン。
どちらも外見コンプレックスをこじらせていて、そのせいで微妙に距離がある二人。
一方で、それぞれの能力で互いを補い合うことができるという、相性抜群な姿を見せてくれるところが良かったです。お似合いのカップルだなって思えるから。一度距離が縮んだらおしどり夫婦になりそうだなぁ。

 

ところで、物語の主題は二人に与えられた辺境領地の開拓と運営ということになるのかな?
今回はその下準備なお話だったのだけど、そのなかでも二人が助け合い、そこに仄かな甘さが交じるところがとても私好みでした。
初めての手紙が報告書みたいな内容で「やっぱりこんな見た目だし、婚約者としては扱ってもらえないのかな・・・」としょんぼりしたところで送られてくる押し花とかね!ね!!
黒騎士様、意外にロマンチスト〜とゴロゴロしました。行動が見た目と裏腹に可愛すぎてびっくりします(失礼)
政略結婚で突然婚約者になった二人だけど、自分たちの距離感をゆっくりと模索してる感じがとても読んでいて心地良かったです。

 

領地運営が本格化するだろう2巻以降は、もっとラブコメ的にも面白くなるのではないでしょうか。
ヴィクトリアが持ち前の聡明さとチート魔力で理想の街を造ろうと奮闘し、それを陰に日向にアレクシスがサポートする。
ニコニコとした笑顔で街を見つめて構想を練るヴィクトリアと、それを優しく見守るアレクシスが目に浮かぶようです。早く領地に行かないかなー??

 

それに、今はまだ「忠誠」という言葉でしか彼女への気持ちを表現しないアレクシスだけに、彼の今後の変化がとても楽しみなんですよね。
ヴィクトリアの方はアレクシスに好意を持つ理由がとても丁寧に描かれていたから特に不満はないんだよなぁ。
「今後、年齢相応の成長をするのか?」という疑問と期待はあるものの・・・・・・ううむ、体格差自体は美味しいのだけど(性癖) でも姉たちのような美女になったヴィクトリアに翻弄されるアレクシスを見たい感も(これも性癖)

 

さて、肝心のストーリーはまだまだ序章な感じ。
そういえば隣国の王女のチャーム騒動って結局なんだったのでしょうか。あまりにも工作的に見えたけど、本当にただのお騒がせ娘だったということ?
すみません、理解力が足らず、あのへんのごちゃごちゃした説明が良く分からなかったり・・・・・・とりあえず王女様は速やかに祖国に返却したほうがいいと思ったし、ヴィクトリア、いくらなんでもその人雇うのはどうなの?という感想だけ・・・・・・
まぁ腹黒キャラは大好物なので、次巻あたりで手のひら返してるかもしれませんけどね!笑

 

内政ラブコメとして今後が非常に楽しみな新作でした。
次巻が待ち遠しいです。

 

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