灰と幻想のグリムガル13 心、ひらけ、新たなる扉/十文字青


灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年6月刊。
またもや新展開に突入したグリムガル13巻。
今度は一体何が起こってるの・・・?(怯)

☆あらすじ☆
「もっと強くなりたいって、思っててなあ!」
パーティを離れる決意をしたユメを残し、海賊の島を去ったハルヒロたちは、自由都市ヴェーレへ。怪しげな貿易商人ケジマンの隊商を護衛しがてら、未だ遠いオルタナを目指すことに。旅は意外と順調。と思った矢先、数々の伝説に彩られた『レスリーキャンプ』……かもしれない巨大なテントに遭遇する。運命の悪戯か、その中へと足を踏み入れてしまい――!?
「ハルヒロ。……ようこそパラノへ」
雨合羽をまとった謎の人物に誘われ、他界パラノでの摩訶不思議な冒険が始まる!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

大金を手にし、オルタナへ帰ろうとするハルヒロ一行。
一時的とはいえユメ脱退の寂しさを感じさせつつ、それでも前に進むしかない、というのがグリムガルらしいです。

ユメがいなくなった女子部屋で、メリイ・シホル・セトラが話をしているシーンの雰囲気とか、なんか好きなんですよね。
ぎこちなくも、少しずつ歩み寄っている微妙な空気。
親密さはないのだけど、「仲間」であろうとする気持ちが伝わるというか。拙いな〜って思いつつ愛しくなります。

それと、途中参加のキャラって愛着を持ちにくいものだけど、前回・今回とセトラの魅力がしっかり伝わってくるのが良いです。
素直で饒舌なのに口下手なセトラかわいい。彼女の気持ちを慎重に受け止めようとするメリイとシホルもかわいい。
あの女子部屋シーン、「――そして、あたしたちは生きている。」というラストの一文もすごく好きです。
「今、この瞬間を生きている」ってことを何度だって深く噛みしめるんだよなぁ、グリムガル。良い・・・・・・

 

さて、今回は商人ケジマンの護衛としてオルタナを目指す道中で、またも謎の異界に彷徨い出てしまう―― というストーリー。

都市伝説のレスリー・キャンプ。そこで見つけた謎の扉。
その先に待っていたのは、夢魔が人を襲い、人が夢魔を殺す謎の他界・パラノ

仲間とはぐれたハルヒロは、魔法を使う不思議な人物・アリスCにピンチを救われ、彼(?)と行動を共にするのです。

 

このパラノ、今まで見た中でも1.2を争う気持ち悪い世界でした・・・・・・生理的にウェッってなる感じ。ゾワゾワと落ち着かない気持ちになる。
まだ謎も多く、全貌が見えてこないことも不安を煽るんですよね。仲間たちは大丈夫なのか。
ラストでシホルがやばそうな感じだったけれど、それよりもメリイですよ!メリイは大丈夫なの!?!?
だって「自分をしっかり持つ」=エゴが強くなければ怪物に成り果てる世界って・・・・・・かんっぺきに今のメリイの地雷じゃないですかヤダー!
ただでさえメリイのアイデンティティは瀕死状態なのに、こんな世界に突っ込まれたらメリイどうなっちゃうの。大丈夫なの。もうやだこわいんですけど・・・!

 

ハルヒロですらマズい状態だったのに。
ていうか、中盤でハルヒロが見た夢はただの悪夢なんですよね?
過去で、現実に起こったことじゃないんですよね??どうなの???
チョコとか久しぶりに名前が出てきたのに、なんという惨劇に・・・・・・ぐ、ぐろい・・・・・・!

 

アリスCについても色々と気になるのだけど、それはさておきアリスCの口の悪さと面倒見の良さと性別不詳僕っこという属性に果てしないマリアローズみを感じました。
しかも超絶ド級の美貌持ち!?
マリアじゃん!マリアじゃないの!?
いや、マリアじゃないのは承知していますが、こういうキャラクターが大好きすぎてテンションが上がりました。
ああ、なんかもう薔薇マリ読みたくなってくる・・・・・・

 

薔薇マリといえば、新作「僕は何度も生まれ変わる」との連動購入特典小冊子は最高でした。チョコミントでした。チョコミント最高。

 

さて、物騒で謎めいた新展開がスタートした13巻。
今度はどんな冒険が待っているのか楽しみです。もしかしてサスペンスホラー風になったりとか?

 

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