終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#06 (角川スニーカー文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
評価:★★★★☆
2018年6月刊。
あ、あ、つらい・・・・・・
なんで、どいつも、こいつも、あああ・・・・・・
☆あらすじ☆
「ごめんよ。あの時……約束、守れなくてさ」戦場に刻む、最後の嘘。
フェオドールは鏡の向こう、黒髪の青年に語りかける。君の力を貸してくれないか――浮遊大陸群を墜とすために。夜が明け、モウルネンが燦めく戦場に刻む、最後の嘘。これが、みんなが幸せになれる唯一の方法だと。
以下、ネタバレありの感想です。
「モウルネン」に隠された真実、「黒瑪瑙」の正体など、これまで引っ張られてきた謎の答えが明らかになる第6巻。
あああ〜〜〜〜〜
表紙の真っ黒さと、そこに映える赤に「こわいぃぃ〜〜〜〜〜」って怯えながら読んだけど・・・!
あああ〜〜〜〜〜
なんで・・・・・・なんでまた・・・・・・
せっかく(?)主人公変えて仕切り直した(?)のに・・・・・・
私は辛いです。
フェオドールの願いと、行動が、あまりにも自己犠牲が過ぎて!!
おまえはヴィレムか・・・!似た者同士すぎませんか!
少女たちを救うために、自分を差し出してしまう彼らの献身は尊いけれど、じゃあ誰が彼らを救ってくれるんです??
本当の「悪」なんていない世界で、「悪いもの」として立ちはだかって、弱い存在を救って、自分は消えておしまいってあんまりです・・・・・・
ここから先に救いはあるのでしょうか。
新章は救いを描いてくれることを期待して読んでるし、救われるのは黄金妖精だけであってほしくないんだけどなぁ。
まさかここで2代目主人公が退場になるとか予想外すぎて動揺しています。
いや、退場? どっち? 最後のアレはどっちなの???
どちらにせよラキシュはもう戻ってこないのかもしれないけれど。はぁ、それもまた切なすぎて。
たくさん情報が開示されたのに、ラストの悲劇のせいで全然頭が動いてくれない!
「絶対粉砕おとーさんパンチ」が切なすぎて泣けるわ・・・・・・