狼領主のお嬢様1・2/守野伊音

狼領主のお嬢様 (カドカワBOOKS)
狼領主のお嬢様 (カドカワBOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
1巻2017年8月刊、2巻2017年11月刊。
悪徳の領主一家として殺され、孤児として転生した主人公。
旧領主一族に対する民衆の憎悪を聞いて育った彼女は、前世の自分を殺した元恋人と15年ぶりの再会を果たすことになり―― という物語です。

自分の「罪」に自覚的(というか自罰的)なヒロインなので、復讐譚ではありません。
殺された女と殺した男が悲恋で終わった過去を精算する話かな。

淡々と寂しく語られる1巻に胸を締め付けられ、ハラハラしつつ読んだ2巻で死にました。
落とした分だけ打ち上げられた感。守野作品のラブコメ、本当に大好きです(泣)

ちなみに同著者の『淋しき王は天を堕とす』(ビーンズ文庫刊)と同じテーマだったりするのだけど、私はこういう設定にとても弱いと改めて思い知りました。
だって因縁に縛られた純愛って最高じゃないですか・・・・・・

☆あらすじ☆
前世は恋人で仇。現世は旦那様とメイド――この恋には続きがある
悪逆領主の娘として処刑された記憶を持ち、同じ場所に転生したシャーリー。15歳になった彼女は前世の自分を処刑し、現領主となったカイドの館でメイドをすることに……終わったはずの因縁の“恋”が、再び始まる。

以下、ネタバレありの感想です。

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