エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 8/東龍乃助


エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 8 (MF文庫J)
エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 8 (MF文庫J)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年4月刊。
重大な真実が明らかにされる第8巻。
内容は胸糞の極みで心が冷えました。しかし物語はいよいよ大詰め。
クライマックスに向けてどれだけ加速していくのか楽しみです!

☆あらすじ☆
サクラノツルギVSエイルンコード 大激突!
人類の悲願だったマリス群生地攻略に成功したエイルンコード。激戦の後の僅かな平穏。そんな中エイルンコードにスイスから極秘の依頼が届く。彼らはヘキサの刻印を除去し、人に戻す研究を進めており、それは最終段階へと進んでいた。依頼内容は実験終了までの研究施設と研究員の警護。しかし、『俺たちは急いでいる。どいてもらおうか、エイルンコード』2番機【バージンエリー】、4番機【猿王】、6番機【AGF31】、19番機【悠陽拾型】など総勢7体のサクラノツルギのネイバー軍団が強襲してきて――!? 爆発する爽快感! とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第八弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

氷室義塾改めエイルンコードとして動き出したエイルンたち。
強硬手段が目立つジン率いるサクラノツルギとは別の勢力も必要だろうということで、協力路線はとらずに独自に傭兵として動き出したものの、その先に待っていたのは地獄のような真実だった―― という第8巻。

 

「ヘキサを人間に戻す」という夢のような実験が最終段階に入ったスイスを警護するため、実験を阻止しようとするサクラノツルギと正面衝突するエイルンコード。
コンプレックスが暴走気味なのか、ジンへの警戒心が強すぎて「聞く耳持たん!」状態のエイルンに一抹の不安を感じていたのだけど、うん、まぁ、酷い展開になりましたね・・・・・・

 

戦いの中で明らかになっていくのは、物語の根本であり全ての悲劇の始まりである真実。

 

マリスとは何か?
ヘキサとは?ネイバーとは?ネイバーフッドとは?

 

ほんともう悲惨も悲惨。四方八方地獄です。
一部予想していた内容もあったけれど(こういうジャンルでは割とお約束?)、そもそもの因果が逆だったのかと色々驚きました。
そしてデストブルムの正体にはウッと・・・・・・そりゃあセレンとクロの相性がいいわけだ・・・・・・

 

その真相を明かすジンのタイムループについても明言されたけれど、ちょっと待ったじゃあエイルンは?というのが残された疑問。
「ドール・ワルツ・レクイエム」が未来の出来事を過去に送りつけて作らせたアニメで、ジンは未来人というのは分かったけれど、それならアニメの世界で生きてきたエイルンは結局何者なの???
エイルンも未来人・・・・・・てわけじゃなさそうですよね。最初マリスのことを知らなかったし。
ジンも「アニメ主人公のジン・ナガト」とは別の存在であるかのようなニュアンスだし。
エイルンがジンから教えられた真実は何だったのだろう。エルフィーナにも言えない秘密って・・・・・・え、待って、こわいんだけど・・・・・・

 

今回は最終局面を前に伏線を開示しつつ伏線を置くという重要な回だったと思います。
大和のモノローグから始まり、彼の恋や覚悟や悲しみが描かれた大和回でもあったのだけど、ラストのジンによる大暴露で全てもっていかれた感。大和大活躍の印象は相対的に希釈されてしまったような、そうでもないような?
ああ、でもそんなところも大和っぽいですね・・・・・・がんばれ「ラノベ主人公」!

 

さて、あとがきによると本作はあと2巻で完結予定とのこと。
予定通りなら全10巻構成になるわけか。丁度よいボリュームですね。
エイルンも、エイルンコードの面々も、人類も、皆揃ってボロボロの状態ですが、彼らがどんな結末を迎えるのか楽しみです。
願わくば、全員が笑顔のハッピーエンドが迎えられますように。
なんか不穏なフラグを立てたエイルンも一緒にね!(泣)

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。