かくりよの宿飯8 あやかしお宿が町おこしします。/友麻碧


かくりよの宿飯 八 あやかしお宿が町おこしします。 (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年4月刊。
アニメ放送中の異世界食い倒れ飯テロファンタジー第8弾。
今回は美食の宝庫である北の地を舞台に、葵たちが町おこしのお手伝いをするお話でした。
読むと北海道に行きたくなること間違いなし。私も食い倒れ旅行したい・・・!(注:葵ちゃんは旅行じゃない)

☆あらすじ☆
託されたのは雪国の復興!? 天神屋で培った葵のおもてなし力が試される!
白夜の語った大旦那様の過去を胸に、妖都から脱出した葵は、北の地を治める八葉のもとへ向かう。美しくも閉ざされた雪国で葵を待っていたのは、知られざる美味しい名産品と、懐かしいあの人物との再会で……!

以下、ネタバレありの感想です。

 

窮地にある大旦那様を救い、今までどおりの天神屋を守るために味方を増やさなければならない葵たち。
そこで八葉・キヨの協力を得るため、葵たちは空賊に荒らされる北の地の復興を手伝うことになるのです。

 

というわけで、今回は葵が北の地の新名物を考案して町おこしをしようとするお話。

舞台が北海道を思わせる北の地であるためか、今回はいつも以上に飯テロがつらかったです。
いくらにジンギスカンにチーズフォンデュにティラミスにアイス大福・・・・・・あぁぁおなかへるぅぅ・・・・・・
北海道旅行で食べたジンギスカン、ニオイはすごかったけれど美味しかったなぁ。また食べたいなぁ。おなかへった・・・・・・
なんだか百貨店の北海道展が待ち遠しくなりました。ううむ。北の大地が舞台だと飯テロの威力も跳ね上がるものですね。

 

また、今回は天神屋を出て北の地に嫁いだ春日と、彼女の想い人である夫キヨのもどかしくて可愛い恋のお話でもありました。
最初、春日があまり幸せそうじゃなくてハラハラしてしまったけれど、終わってみればすれ違いさえも美味しい幼なじみカップルの恋に口元ゆるみっぱなし。
肩肘はって生きなきゃいけないキヨには、ふわっと賢く立ち回れる春日がとてもお似合いだと思うのです。ふたりで頑張って復興を成し遂げてほしいな。

 

春日といえば、今回予想外の大活躍をみせたお涼との関係がすごく好きです。
元上司と部下の二人だけど、それだけじゃない絆の強さを感じるのが良い。
お涼が何度も春日に「客として天神屋に来なさい。もてなしてあげる」って言うのも、春日が頻繁にお涼のあげた鈴飾りを気にする仕草も、本当にグッとくる。心がしっかりと結ばれた友情が素敵すぎです。
もちろん葵ちゃん含めた三人娘のゆるっと気安い雰囲気も大好き。またいつか女子会してくれる日がきますように。

 

さてさて、今回はシリーズ的にも本題に入ってきた様子。
「幼い日の葵を助けたあやかし」の話が語られ、葵と大旦那様の関係性の真実が意味深となり、そして大旦那様の本名が明かされ・・・・・・ううむ、実はかなり話が進んだ回だと言えるのではないでしょうか。

大旦那様が死ぬはずだった葵ちゃんの運命を命を削って変えたとか、大旦那様が用意した「運命を変える食べ物」を銀次さんが葵ちゃんに食べさせたとか、どういうこと???

ラストの黄金童子の話からすると「運命を変える食べ物」で葵の「呪い」を解いたらしいのだけど、「呪い」といえば姉妹作品である『浅草鬼嫁日記』の方でそんな話がありましたよね??

 

そもそも時系列がうまく整理できてないのだけど、この物語の始まりである「葵が史郎の借金のカタに大旦那様に嫁入りする」という約束って、一体いつ結ばれたものなんでしたっけ。既刊読み直さなきゃなぁ。
幼い葵を助けたときには既に約束があったみたいだけど、この約束自体もウラしかなさそうな雰囲気。真相がとても気になります。

 

次巻は文門狸編になるようだけど、この流れだとかなり大きく話が動きそう。楽しみです。
ようやく大旦那様と合流できそうですしね。長かった・・・!
葵ちゃんの気持ちも固まってきているようだし、二人の再会がどういう風に描かれるのかドキドキします。

 

ああ、でも、大旦那様と葵ちゃんが両思いになったら銀次さんは・・・・・・(今回の銀次さんの想いにうっかり不憫萌えした大旦那様派)

 

何はともあれ、次巻がとても待ち遠しいです。

 

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