浅草鬼嫁日記4 あやかし夫婦は君の名前をまだ知らない。/友麻碧


浅草鬼嫁日記 四 あやかし夫婦は君の名前をまだ知らない。 (富士見L文庫)
浅草鬼嫁日記 四 あやかし夫婦は君の名前をまだ知らない。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年3月刊。
酒呑童子と茨木童子の前世を持つ最強高校生夫婦の日常を描くシリーズ第4弾。
今回は夫婦の親友・由理彦の「嘘」に迫っていきます。
夫婦度がアップした真紀たちのデート風景にニヨニヨしつつ、由理が隠していた真実の切なさに胸が苦しくなりました。今回も面白かったです。

☆あらすじ☆
冬の浅草を異変が襲う時――「最強の鬼嫁」夫婦と、友との絆が試される!
前世にまつわる嘘の一つが明かされて、すれ違っていた想いに再び向き合った真紀と馨は、約束していた江ノ島デートへ! その頃浅草では、元あやかしの友・由理彦の妹の若葉が、怪我をしたあやかしと出会っていて……

以下、ネタバレありの感想です。

 

安倍晴明の転生体・叶先生によって指摘された仲良し3人組がそれぞれに抱えている「嘘」。
前回は真紀の「嘘」が暴かれたけれど、今回暴かれてしまうのは由理彦がついていた「嘘」でした。

 

この「嘘」が、もうね、切なくて・・・・・・。
だって、あんなに3人で和気藹々としていても由理だけは二人を裏切っているという罪悪感を抱えていたということでしょう?
真紀の「嘘」とはまた質が違うもんなぁ。
人間への憧れが強い由理は、どんな気持ちで「人間」として二人に接してきたんだろう?どんな気持ちで二人に話を合わせてきたんだろう?
真紀たちと再会して以降の彼の内心を推し量ると、なんだか無性に寂しくなってしまいます。
「たった3人しかいない仲間」っていう雰囲気が尊かったのに、その中で「二人とは、絶対的に違う」と孤独を感じていたなんて・・・・・・ああ・・・・・・

 

私、真紀と馨の「夫婦」という関係性と同じくらいに、真紀・馨・由理彦の3人組が好きなんですよね。
だからこそ由理彦の苦悩に胸が痛くなったし、「助けるに決まってる!」と真紀たちが即答した瞬間に心でガッツポーズを決めました。
種族なんて関係ない。いつまでもそのままの3人でいてください・・・!

 

今回の内容、前半は絆を深めた真紀と馨の夫婦度アップに悶え(真紀のプレゼント、たまらなく好きです。冬の腹巻き大事。)、由理の嘘に切なくなったり、3人組の友情の尊さに涙したりと、内容盛りだくさんで大満足でした。
夫婦については馨の開き直りっぷりがやばいですし。結婚する予定を堂々と口にし始めたぞ。自分たちの関係をなんて呼ぶか迷ってたけどもう婚約者でいいんじゃない?
いや、そもそも「夫婦」以外の呼び方がしっくりこない二人なのだけど。

 

ところで、津場木家の呪いについては浅草鬼嫁日記の方で掘り下げていくのでしょうか。
これって「かくりよの宿飯」の主人公である葵ちゃんも無関係じゃないですよね?
というか、「格のある大妖怪を怒らせて呪いを背負った巴郎の弟」って年齢的に津場木史郎だろうし、もしそうなら「弟に血が近い者ほど身に災いが降り注ぐ」って・・・・・・葵ちゃん・・・・????
かくりよの方でも史郎関係は結構謎が多いので、もしかしたら同時進行で真相を掘り下げていくのかもしれませんが。
いずれにせよ楽しみです。

 

余談。
今回の表紙、馨が着ている服が一瞬ミニスカのセーラー服(黒タイツ着用)に見えてギョッとしたのだけど、よく見たら真紀ちゃんと色違いのパーカーでした。おそろーい!なかよーし!よかったーw

 

余談2。
「浅草鬼嫁日記」のWコミカライズが決定したということで、pixivコミックで連載している方を読んでみたのだけど、すごい雰囲気ぴったり!絵柄も好みで嬉しいです。
単行本化したら絶対に買います。

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。pixivコミック限定

ところで「薬屋のひとりごと」もWコミカライズしてるし、最近はWコミカライズが流行っているのかな?
章ごとに分けて同時進行で漫画化、というパターンは以前に見たことがあったけれど。
まぁ、贅沢な企画ということで、一ファンとしては両方ともに良コミカライズになってくれると嬉しいです。そしてゆくゆくはアニメ化を・・・!

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。