悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました2/永瀬さらさ


悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました2 (角川ビーンズ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年3月刊。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、死亡フラグ回避のために魔王を手懐けたアイリーンの奮闘を描くシリーズ第2巻。
手懐けた・・・・・・というのは語弊があるかも?
このカップルは互いに互いの手綱を奪い合う傾向があり、未だ勝負はついていないので。むしろだいぶイイ性格になった魔王優勢な気がします。
今回は男装学園潜入ストーリーだったのだけど、キャラの魅力とテンポの良さに磨きがかかっていて大満足でした。

☆あらすじ☆
【電子特典付き】婚約者の破滅ルート回避で、二人目のラスボスを攻略してみました
婚約者の魔王・クロードのために、魔物反乱の真相を追う転生悪役令嬢・アイリーン。乙女ゲーム2作目の舞台であるミルチェッタ学園に男装して潜入し、ラスボス・ゼームスをおとさないとクロードに破滅フラグが!?
アイリーンとクロードの交換日記の顛末を描く、書きおろし電子特典を収録。

以下、ネタバレありの感想です。

 

死亡エンドのフラグをへし折った結果、魔王兼皇太子となったクロードと『魔剣の乙女』となったアイリーン。
次期皇帝として認められるためにクロードが忙しく動くなか魔物反逆の一報を知ったアイリーンは、乙女ゲームの続編のストーリーが動き出したのかどうかを調べるため、クロードの裏をかいて独自に動き出すのだった――

 

ということで、今回はアイリーンが男装して疑惑の学園に潜入するというストーリー。

初っ端から好き勝手動いてるなぁ、と笑うしかありませんw
クロードを嵌める手口は手慣れてるし、魔物も掌握しすぎだし、さすがは「魔王の妻」で「魔剣の乙女」。
ついでに娘の爆走をサポートする父の笑顔も容易に想像がつきます。まさにこの親にしてこの娘あり。

 

そんな感じで今回も元気よく動き回るアイリーンだけど、未だ婚約破棄のトラウマは根深く、自分の価値を証明しようと躍起になっているところは少し痛々しくも感じました。
でもそんな彼女の心の機微をクロードが正確に理解してるのがまた美味しい・・・・・・
セドリックが付けた傷の深さにイラッとしながらも「側室の条件」の裏を察するクロード、とても格好良かったです。

 

というか、1巻よりも更にクロードのキャラクターの面白みが増していますよね?
お天気まかせの感情表現は相変わらず可愛いし(雨量でご機嫌度をはかるアイリーンがひどいw)、アイリーンへの愛の手紙は色ボケしまくりだし(アイリーンの塩返事のくだりで「嘘ツキ・・・」って嘆くアーモンドの可愛さに撃ち抜かれた)、バレバレの仮装で学校に遊びにくるし、騙されていたことにショック受けて引きこもったかと思いきや物騒なモノをこしらえてるし。
今回は出番が多かったわけじゃないのに、出てくるたびにインパクト抜群で最高でした。好きww

 

そんなクロードが知らないうちに始まっていたアイリーンの学園生活も面白かったです。
アイリーンが男装するとイケメン度が増すっていうの、とても分かりみが深い。元から凛々しい女の子だもんなぁ。タカラジェンヌっぽい雰囲気と振る舞いが似合います。
「魔香」について調べながら下僕を増やしているあたり、ちゃっかりして抜かりがないのは平常運転ですネ。
しかしイケメンばかり揃えちゃってまぁ・・・・・・
アイリーンはクロードの物分りの良さに感謝すべきではないでしょうか。

 

ところで、「魔香」といえば今回の騒動の黒幕だった彼女。
前巻は「敵が小物すぎて物足りない」というのが不満だったのだけど、なんだか良い感じに手応えが出てきたような?
今回はお遊び感覚だったからアレだけど、ラストのアイリーンとの会話で何か感じるものがあるとしたら、今後はもっと手強い策を講じてくるかもしれませんよね。もしそうなら面白くなるんだけどなー。
アイリーンよりもゲームの知識があるというのであれば、なおさら強敵になる可能性を秘めているわけですから。
今後どんな展開がくるのか、とても楽しみです。

 

余談。
電子版特典SS、本編のラブレターのノリでクロードが交換日記してるんだけど、もうホントめちゃくちゃ笑いましたw
最初はお花畑みたいだったクロードの日記がだんだん不穏になってきて・・・・・・
真っ青な顔で必死に愛の言葉をひねり出すアイリーンを想像してほっこりしました(合掌)

 

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