瑠璃花舞姫録 召しませ、舞姫様っ!/くりたかのこ


瑠璃花舞姫録 召しませ、舞姫様っ! (ビーズログ文庫)
瑠璃花舞姫録 召しませ、舞姫様っ! (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年12月刊。
前作「瑠璃龍守護録」の約20年後を描いた新シリーズ。
あとがきには「瑠璃龍」の外伝を大幅改稿した新作とありますが、個人的には完全に瑠璃龍の外伝(もしくは続編)では?という印象です。
次世代編だし前作の話が結構多いし、終盤の展開を見ても完全新作として前作未読者が読むと厳しいものがあるような・・・・・・あくまで私の印象ですけどね。
逆に言えば前作読者にはとても楽しくニヤニヤできる内容となっていました。
キツネ系ヒーローとウサギ系ヒロインの関係が可愛かった〜〜。本能に抗うのって大変ですね!

☆あらすじ☆
落ちこぼれ少女と半妖青年。主従となった二人の中華ラブコメファンタジー!
龍神の守護を受ける歳国。落ちこぼれ道官の少女・月英は、とある事情から狐の耳を持つ青年・景将に護衛されることに。景将はいわば下僕。なのにどちらが主か分からない彼の言動に振り回されて? 逆転主従ラブコメ!

以下、ネタバレありの感想です。

 

物語の舞台は、瑠璃龍が守護する歳国。
偉大な龍神への感謝を捧げる祭典で剣舞を披露することになった主人公・楊月英は、練習中に黒い影に襲われたところを半妖の道士・景将に助けられる。
月英を狙う謎の影を逆に捕らえるため、月英はエサとして、景将は彼女を守る役鬼として、共に行動することになり―― というのが本作のストーリーです。

 

前作の主人公カップルである鈴花と黎鳴は名前が出てくるだけでしたが(しかし鈴花ちゃん人形のおかげで鈴花の名前だけはやたら登場頻度が高かったw)、他の王城関係主要登場人物は結構出てきた印象。
前作の鈴花たちの冒険について語られることも多かったし、なんといっても黒幕がラスボスだし、うーん、これは新規さんは置いてけぼりになるような気が・・・・・・
あ、でも「導師」については本作の中でも先に二度ほど触れてるのか。伏線があるといえばあるから大丈夫なのかな?

 

それはさておき。

 

鈴花たちと交代で新作の主役となった月英と景将。
命の恩人である鈴花に憧れる月英は、頑張り屋で小動物系の可愛さがあるヒロイン。少し鈴花に性格が似てる気がします。
一方の景将は、半妖という出自から自己評価が底辺を這いずるダーク方向に思春期を拗らせた系。こちらも少し黎鳴を思い出す性格かな?

かといって前作カップルの完全な換骨奪胎というわけではなく、「キツネ」と「ウサギ」という関係性が楽しいカップルでした。
プルプル震えるウサギな月英に嗜虐心を刺激されてエロ・・・じゃなくて魅了の力をポロッと出してしまう景将。
半妖というかキツネ的捕食者の本能に必死で抗う(抗えてない)彼の姿にニヨニヨしましたw
黎鳴は名前を呼ばれると駆けつけちゃう人だったけど、景将は名前を呼ぶと理性が飛んじゃう人なの???大丈夫???

この巻で「月英に惹かれている」という景将の本音がぶちまけられたので、本能との戦いが激しくなるのは次巻以降になるのでしょう。
おそらく、このカップルの本領発揮も次巻からなんだろうなぁ。

 

前作は形振り構わず(時にはワンコの姿になって)ヒロインに甘えるヘタレヒーローに散々笑わせてもらったので、今作の景将くんがどんな恥ずかしいことをやらかしてくれるのかすごく楽しみです。
今のところ、ラブコメ方面で黎鳴ほどには突き抜けてないので頑張ってほしい。
ついでにコンプレックス拗らせて面倒くさいところも更に掘り下げてほしい(性癖)

 

何はともあれ始まったばかりの新シリーズ。
続きも楽しみです。

 

あ、そういえば、前作最終巻で琉琉が言ってたこの台詞。

「人の子らよ。間もなくワシらの守護を失う者たちよ。三十年後、天帝陛下が再び五国守護龍大陸にご降臨召される。今は半仙が不自由を追う身であるが、おまえたちもどうなるかはわからない。果たして天帝は何をどう裁くのか、もはやこの地を見守ることをやめてしまわれるのか――。しかと肝に銘じて、千年契約終了のときを迎える準備をするがいい」

ちょっと10年ほどズレてるけど、このシリーズが続くならこのへんの話にも触れていくのかな?
この話の通りになるなら時代の大きな転換点にもなるわけですしね。気になります。

 

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