ぼんくら陰陽師の鬼嫁3/秋田みやび


ぼんくら陰陽師の鬼嫁 三 (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年12月刊。
ほぼ無能のぼんくら陰陽師と女子大生契約嫁が二人三脚で頑張る退魔ファンタジー第3弾。今回も面白かった!
今回は北御門家の内情に少しずつ踏み込みつつ、なんと嫁姑が一時休戦。
お姑さん、嫁いびり下手っぴなんだから芹ちゃんと仲良くすればいいのに・・・と思いつつ、安定かつ圧倒的お人好し感にほっこりしました。
契約夫婦の方もベタベタしすぎずサバサバしすぎず、絶妙に萌える距離感が素晴らしい。
そろそろ皇臥さんが本気で頑張りはじめたりするのかな?楽しみにしてるんだよ?がんばって??

☆あらすじ☆
敵の敵は味方……一時休戦で、最強嫁姑タッグ結成か!?
本家の嫁・芹をお披露目しろと、叔父が北御門家に乗り込んできた! 叔父は姑の史緒佳と反りが合わないようで、門前から嫌みの応酬。さらに本間先輩の持ち込んできたいわく付きの白無垢が、芹の身に災いを呼び――?

以下、ネタバレありの感想です。

 

北御門の分家から、皇臥の叔父・武人がやってくる。
本家の嫁として芹を見定めてやろうと嫌味を垂れ流す武人に対し、彼を嫌う史緒佳と芹は一時休戦
一方、依頼によっていわく付きの花嫁衣装が持ち込まれたことにより、芹の周囲に怪異が生じ―― というのが今回のストーリーです。

 

相変わらずコメディパートは気楽に笑えるのに、シリアスパートになるとホラーみが増すんですね。
そういえば私、わーって襲い掛かってくるアグレッシブな悪霊よりも、気づいたら障子の隙間とか物陰からじっと見てる系の幽霊の方がめちゃくちゃ苦手なんでした・・・・・・
ホラー映画とかでもパッと画面が切り替わったときに一瞬ナニカが映る演出とかビクッとする。ジャパニーズ・ホラーってそのへん上手。この作品もほんと上手(泣)
いやぁ、今回の芹ちゃんは本当に災難でしたね。おつかれさまでした!

 

この芹ちゃんの災難、軽率に引き受けた依頼のせいで呼び寄せたのかも?って話だったのに、徐々に悪意が滲み出してきてゾクゾクと。
ラストの展開的に、この流れから北御門家の暗部の話へと突入していくのでしょうか。
「しんいちろ」って誰だろう。北御門関係者なのは間違いないようだけど、どういう人なのかな。
そういえば、北御門家の話って家計が火の車ってことくらいしか情報出てないんでしたっけ。
史緒佳さんの嫁入り話とか、前当主の名前とかがようやく出てきたけれど、なんとなく前当主絡みで闇がありそうな気がしています。
このへんの事情って前に出てたっけなぁ・・・・・・1巻から読み返さないといけないかも。

 

しかし呪詛の狙いが実は皇臥だったという話、オチにはゾッとしたのだけど、直前に皇臥が「呪物から伴侶認定されなかった・・・(´・ω・`)」としょんぼりヤキモチを妬いてたことを知ってるとなんだかなぁって気分になります。
弟子に嫉妬する皇臥のポンコツぶりが際立ってシリアスが仕事してくれないw

 

そういえば本格派陰陽師の叔父さんが登場したら陰陽師としての皇臥が本当に役立たずになるのでは?と(余計な)心配をしていたのだけど、叔父さんも微妙に使えない人でした大丈夫か北御門家。
優秀なのは北御門の式神だけかもしれない。
いや、史緒佳さんの嫌がらせは絶妙に役立ってたし、芹ちゃんも頑張ってたし、男性陣がちょっと頼りないだけか・・・?
今回の皇臥が具体的にしたことって式神に芹の護衛を指示してエロ画像渡して(またか!w)聞き込みして広島のお土産を買ってきただけなのでは疑惑。陰陽師とは。

 

まぁでもそんなぼんくらっぷりも皇臥さんの魅力なんですけども!
彼がこんな感じだから、芹との二人三脚な奮闘が輝くのですし。サッと日用品を大活用する退魔スキルから見える芹の毒されっぷり。
二人の関係の行く末もどんどん気になってきています。
ラストシーンの二人の雰囲気がすごく好き。途中のもたれ合って寝落ちするのも萌えるシチュでした。
今はまだ契約関係でしかないけれど心はゆっくりと動いてきているし、そろそろ二人の関係も動き始めるのかな?

 

ちょっと刊行ペース遅めなのが気になるけれど、続きも楽しみです。
祈里ちゃんと護里ちゃんの可愛さがどこまで増していくのかも期待!
あと一回休戦して芹と仲良くやれちゃった史緒佳さんが今さら嫁いびりできるのか?にも注目しています。

 

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