Fate/strange Fake 1〜4/成田良悟


Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
1巻:2015年1月刊、2巻:2015年5月刊、3巻:2016年5月刊、4巻:2017年4月刊。
ここ最近、(今さらながら)Fateの沼地に片足を突っ込んでるみかこです。こんにちは。
FGOは1章と新宿まで終わり、アニメはstay night、UBW、Zeroを完走。
次は関連ラノベを読んでいくぞ!ということで、アメリカを舞台に「偽の聖杯戦争」が繰り広げられる本作から手をつけることにしました。
本当はZeroの原作小説から読むつもりだったんですけど、私、うっかり金ピカの王様推しになってしまって・・・・・・王様表紙のFakeを読まずにいられなかった・・・・・・
しかも1巻表紙が王様と親友のツーショットとか!もう!もう!表紙だけで超エモい!!
序盤から王様節が炸裂してるし、彼との再会は期待通りだし、話が進むにつれてどんどん混沌と化す群像劇は面白いし、なにこのシリーズ超楽しいんですけど・・・!

☆あらすじ☆
あらゆる願いを叶える願望機「聖杯」を求め、魔術師たちが英霊を召喚して競い合う争奪戦──聖杯戦争。
日本の地で行われた第五次聖杯戦争の終結から数年、米国西部スノーフィールドの地において次なる戦いが顕現する。
──それは偽りだらけの聖杯戦争。偽りの台座に集まった魔術師と英霊達。
これが偽りの聖杯戦争であると知りながら── 彼らはそれでも、台座の上で踊り続ける。
真偽などは彼岸の彼方。聖杯ではなく── 他でもない、彼ら自身の信念を通すために。
そしてその時、器に満ちるのは偽りか、真実か、それとも──。
成田良悟と奈須きのこがタッグを組み、イラスト・森井しづきが彩る『Fate』の新プロジェクトが遂に本格始動!!

以下、1巻から4巻までのネタバレあり感想です。

 

さて、「面白い!」って気持ちからぶつけといてアレですが、このシリーズの超スローペースさは複雑な気持ちになります。
キャラが出揃うまでに3冊かかるし、キャラが何か喋るたびに物語全体の混沌さが増していくし、え、これマジで何巻までかかるんです??
あとがきの「五巻で終わると言ったな。あれは嘘だ」が笑えない・・・!
刊行もスローペースだから余計に・・・!

 

まぁこれだけキャラクターが多くて、かつ全陣営に満遍なくスポットを当てていく群像劇スタイルだから仕方ないのかもしれません。
だいたい「真」と「偽」で計13組のサーヴァントとマスターがいるってどういうこと。多いな!カルデアかな!?
しかも「真」の方は「偽の聖杯戦争」を仕組んだ黒幕勢力で固めているのかと思いきや、そこもまた一枚岩ではなく思惑が絡みあう伏魔殿。
人物相関図からして混沌としている状況に加え、黒幕も想定外なイレギュラーがポンポンと多発。
誰ひとり完璧に手綱を握ることができない「偽の聖杯戦争」は、どこに向かって走っていくのかさっぱり読ませないのです。

 

でもこれが凄く楽しい!

 

キャラの一人ひとりが魅力的だし、スローペースながら情報の出し方はワクワクさせるばかり。
本編の合間に挟まれるFateネタもクスッと笑えるんですよねぇ。
アニメとFGO以外のネタを私が拾えきれないのが悔しいけれど・・・(早く他も読まねば)

 

ただまぁそんな感じなので「偽の聖杯戦争」自体については現状何とも言えなかったり。
まだまだ伏線が張られている段階ですからね。
冬木からスノーフィールドに聖杯戦争を持ち込んだ理由もまだ良くわからないですし。
フランチェスカだけならともかく、黒幕側の警察署長が悪人に見えないのが個人的に謎を深めてる感じ。
「人間の手で英霊を倒す」ことに固執する理由(必要性?)がわからん・・・・・・

 

その一方で、順繰りにスポットが当てられる群像劇は途中経過の段階でもすごく読み応えあり。

 

特に王様!なんといっても英雄王が英雄王!
王様が登場するだけでテンション上がって姿勢を正す私がいます。おいそれと真名を書けないくらい好き・・・!
偽アーチャー陣営の主従関係自体もツボすぎなんですよ〜。
あんな幼い少女に畏敬を捧げられる王様が新鮮です。私が知ってる範囲での王様はおっさんとかおっさんとかワカメとかに囲まれてましたから。もしくはFGOでいじられているか。
使命に盲目的なティーネに対する王様の台詞って、どれを取っても王様が(あくまで王様らしく)民を導いてる感じがしてすごく良いんですよね・・・・・・「なんかよくわかんないけど、王様すごい・・・!」って感動してるティーネも可愛すぎる・・・・・・王様に毒されてるよww

 

ちなみに、個人的に好きなのが3巻の

「我が身に身命を捧げたくば、この戦の終宴・・・・・・我が友との約定の時までにそれに見合った魂になっている事だな。さすれば、我は座に一つの記憶を持ち帰るであろう。此度の戦には、忠臣に値する者がいたという記憶をな。ウルクの民になるも同義の褒章だと思うがいい」

って台詞。これって王様的最大級の激励なのでは??私もウルクの民になりたい!
あとこのくだり、王様とティーネがお別れするあたりで伏線になりそうな気がして今から胸熱だったりします。

 

王様との主従関係を通してティーネがどんな風に成長するのかも楽しみだけど、この台詞の「我が友との約定の時」にもすごく期待しています。
王様とエルキドゥの関係って、仲良しだけど全力で殺し合うし、それを全力で楽しんでるところが大変エモい。
エルキドゥが「王様は友達が少ない(意訳)」「僕が友達をつくると王様チェックが入る(意訳)」って暴露したシーンはめちゃくちゃ笑いました。似たようなことを王様も言ってたなぁ。親友の愛が重すぎて笑う。

 

王様のことばかり書いたけれど(王様への敬愛が止まらない)、他のキャラもとても魅力的。
王様の次に好きなのは時計塔からやってきたウェイバーくんの生徒・フラットかなー。
彼の相棒であるバーサーカーは私が知ってるFGOのアサシンと同一人物(?)のようだけどキャラが違いすぎてびっくりしました。でもこちらも良キャラ。
コンビ的にはフラットくんとバーサーカーのコンビが一番読んでて楽しいです。これはZeroのウェイバーくんコンビと似た味わい・・・!
フラットくんはウェイバーくんと違って陽気に狂ってるところが良いですね(ウェイバーくんのじめじめした面倒臭さも好きだけど)

 

あとはマスター自体が謎だらけのセイバー組とか、マスターから変態的な執着を向けられる狂信者が可哀想な偽アサシン組とか、「え、きみのお母さんって・・・!?」となったシグマくんのウォッチャー組とか、書き始めるとキリがありません。
各陣営ともに謎も魅力もたっぷりで、この先彼らがどんなドラマを披露してくれるのか期待で胸がいっぱいです。ああ、早く続きが読みたい!

とはいえ、年に1冊ペースなんですよね。続きは早めにお願いしたいところ・・・・・・

 

余談。
金ピカの王様がお部屋をウルク風ゴージャスに模様替えしてるときに、黒服のひとりが「王様意外にセンスいいんですね(なのに鎧は・・・)」的に不敬なことを考えているくだりが狂おしいほど好きです。
王様、興が乗ると(?)寝ずに働くのはここでもなのか。気をつけてね・・・(FGO7章フラッシュバック中)

Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
成田良悟
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

 

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