一華後宮料理帖 第五品/三川みり


一華後宮料理帖 第五品 (角川ビーンズ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2017年10月刊。
前巻から不穏な展開に入った中華後宮ファンタジー第5弾。
丈鉄回でした。男3人の絆を感じるエピソードにほっこり。
それにしても私の祥飛推しが加速して止まらない・・・!

☆あらすじ☆
「永久に、あなたを忘れることはできない」
3人の運命が激動する第5弾!!
朱西の秘密を知り、彼を守るため皇后となる道を選んだ理美。料理を作る余裕もないまま、立后式に向け皇后教育が始まるが、教師となったのはその朱西だった。一生抱え続けると決めた胸の痛みを隠して微笑み合う2人。しかし皇帝・ショウ飛の元に、和国人の皇后内定に反対する意見書が届けられる。宮廷の利権と思惑が立ちはだかる中、3人の恋は思いがけない方向に動き出し――!? たったひとつの「嘘」から運命が激動する第5弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

理美が覚悟を決めたことで皇后内定者となったものの、それに対して官吏からは反発の声。
若さゆえに侮られる祥飛を守るため、理美は気合を入れて皇后試験に挑むことになるのです。

 

この展開、すごくすごく好きなんですけど!

信頼できる味方がいない少年皇帝と、彼の名誉を守るために恐ろしい場所に立つヒロイン。
そんな彼女が意地悪な官吏の質問に対し、皇帝への忠義を込めた気合で切り返す!

めっちゃ良いじゃないですか・・・・・・朱西というカンペを取られた後の展開がとても胸熱でした。

 

だからこそ惜しい。

なんで祥飛はメインヒーローじゃないんですか!!!

理美の心は朱西にあるし、作品的にも朱西がメインヒーローなんですよねぇー・・・。
てことは、どれだけ理美が皇后としての資質を魅せても彼女は皇后にはならないわけだし、どれだけ「祥飛のために!」と意気込んで頑張っていても最終的に祥飛を振るんでしょ・・・?

 

なんでやー!

 

設定と展開的に祥飛が美味しくなりすぎて私は辛い!
どうせ祥飛エンドにはゴールしないのに、祥飛が「理美が自分のために頑張ってくれている」ことに無邪気に喜んでる姿に胸が痛くて仕方ないんですが!
もう祥飛がメインヒーローだったら良かったのに!いや今からでも遅くはない!
少女小説では超絶珍しい当て馬大勝利にしましょう!?ダメかな!?!?

 

ダメですよねー。

 

官吏には軽んじられ、ようやく手に入れたと思っている理美の心は朱西にあり、最も信頼している朱西は何やら暗躍しはじめて・・・・・・という、ココ最近の祥飛への不憫指数が高まりすぎて、読んでて本当に可哀想で可哀想で。祥飛本人は一歩ずつ着実に成長しているのに。
誰か、どうか祥飛を幸せにしてくれ〜〜〜!!

 

とはいえ、今回でようやく丈鉄が考仁の手から離れて本当の部下になったことには救われました。
もしも物語の最後で理美と朱西が結ばれても、丈鉄がそばにいてくれるなら、まぁ、マシかな・・・・・・マシかな???

 

一方、前回で不穏すぎる決断をくだした朱西はというと、まだその真意は明らかにならないまま。
ラストでついに鳳家の人間として理美の前に現れたけれど、これはどうだろう?
前巻読んだときは「友情や忠誠よりも恋を優先するヒーローはちょっと・・・」とか思ってたけど、個人的には今回の行動って反皇帝派を炙り出そうとしてるようにしか見えない。希望的観測でしょうか。
理美への想いをバラしたのも、旗印の動機として分かりやすいからだろうし。
朱西、死ぬつもりなのかな・・・・・・いやまぁそこらへんは上手く解決してくれるのでしょうけれど、不穏です。

 

ちなみに余談ですが、同じ表現の繰り返しが気になってきました。
理美と朱西が互いに「ああ、もう彼(女)の中から自分への思いはなくなってるんだな」と思い込んでるくだりとか。
悲恋的に心情を盛り上げたいのでしょうけれど・・・・・・ううむ、なんだろう、いまいち気持ちが乗らない・・・・・・

 

あ、私がゴリゴリの祥飛派だからかな!?

 

そろそろ理美は朱西から祥飛に乗り換えよ?とか思ってるから気になってしまうのかも!

 

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