幼馴染の山吹さん/道草よもぎ


幼馴染の山吹さん (電撃文庫)
幼馴染の山吹さん (電撃文庫)

評価:★★★☆☆
2017年10月刊。
かわいかったー!
幼馴染の山吹さんにかかった呪いを解くため、青春ミッションに挑むことになった主人公。
疎遠になった幼馴染のふたりがトラブルを乗り越えながら過去のすれ違いを解消する話なのだけど、もはやバカップルしすぎてニヤニヤしてしまいました。

☆あらすじ☆
「ねぇ、あかりちゃん。ぼく、やくそくするよ」
それは幼い頃に幼馴染の山吹灯里と交わした約束。けれども、今ではきっと青葉喜一郎しか覚えていない約束。それから時は流れ、二人は次第に疎遠となり気付けば高校生になっていた。地味な喜一郎とは違い、すっかり誰もが認める美人になった灯里だったが―
『今から貴様は呪いを受ける』
突然ふりかかった“青春の呪い”によって、彼女の存在は徐々に消えていき!?呪いを解くためには二人で数々の青春=試練をこなすこと!?
再び動き出した二人の時間。一度しかない高校生活を、少年少女が全力で駆ける青春ラブコメディ。

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公・青葉喜一郎の幼馴染は、世界一かわいい女の子である山吹灯里
世界一かわいいのだから当然にモテまくる山吹さんは、告白してくる男子をバッサバッサと切り捨てていったりするなどして人の感情を集めすぎ、その結果として「青春の呪い」をかけられてしまうのです。

 

なんたる理不尽!

可愛いから呪われるって・・・・・・可愛いは正義だろぉ・・・!

 

山吹さん自身は何も悪いことをしてないどころか性格的にも良い子なので理不尽さが際立つんですよね。可哀想すぎる。
しかし呪われた以上はそれを解かなければならないわけで、青葉くんは山吹さんと協力して呪いを解くために「青春ミッション」をクリアしようと奮闘することになるのです。

 

この「青春ミッション」の内容はそこまで理不尽ではなく、可愛くてロマンのある青春の1ページを実践せよという感じ。
人気のない校舎で手を繋いで歩けとか、夜のプールに忍び込んではしゃげとか、呪い的には青春=バカップルなのかな??
なんかもう怨念こもってるというよりは青葉くんと山吹さんをイチャつかせるために存在しているかのようでしたw
最後のミッションとか、完全に青葉くんと山吹さんを仲直りさせるためだけにあるようなものじゃないですか・・・・・・お節介か!
実に素晴らしい呪いですね・・・!

 

二人でミッションに挑むなか、幼馴染でありながら疎遠な関係だった青葉くんと山吹さんの関係はみるみるうちに改善していきます。
まぁ、青葉くんは序盤から飽きることなく『世界一かわいい』って褒め称え続けてたし、山吹さんも常に青葉くんへ見せる態度は好意たっぷりなんですけど。
最初から高い好感度をカンスト状態まで引き上げるお話でしたではあるものの、肝心な部分ですれ違っているために、あと一歩が踏み出せない二人。
その焦れったさが可愛くてたまらないんです。もどかしくてニヤニヤした〜〜

というか、青葉くんの(しつこいほど)過剰な劣等感は山吹さんへの好意の裏返しでしかないので、もどかしいすれ違いもイチャイチャしてると言えるのかも?
「自分なんかが・・・」的な卑屈さは山吹さんへの信仰っぽい憧憬とイコールですし。
この主人公、どれだけ幼馴染のことが好きなのか。
でも仕方ないよね。山吹さんは世界一かわいいんだから。

 

そんな可愛い山吹さんは実際とても可愛いヒロインでした。
個人的に「確かに私は世界一かわいい」と堂々と言い放つタイプのヒロインめっちゃ好きです(*´∀`)
自己嫌悪こじらせてる系ヒロインも好きだけど、絶世の美女にはメンタルたくましく自信満々でいてほしいというか。
そういう意味で山吹さんのキャラは最高でしたw

 

幼馴染カップルは可愛いし、青春を強要されるという設定も楽しかったのだけど、「青春ミッション」は3つと言わずにもっとたくさん用意してあっても良かったかなぁ。
ページ数的に3つが限界だったのかな?
サクサクと進むテンポは良かったけれど、次で最後といわれたときに「え!?もう終わり!?」と思ってしまった・・・・・・

 

とはいえ、幼馴染ものの醍醐味が詰まった良いラブコメでした。
最後の展開的にシリーズ化もあり得るのかな?
期待しています!

 

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