ゴブリンスレイヤー5/蝸牛くも


ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2017年5月刊。
ゴブリンだけを倒し続ける冒険者の戦いを描いたダークファンタジー第5弾。
ゴブリンばかり相手にしていて話にバリエーション作れるのか?と少し不安になってきたかも。
ただ、変化を感じる部分もあったし、話の面白さ自体は安定していると思います。

☆あらすじ☆
「…………取り戻さないと」
「……何を、ですかな」
「すべてを。喪った物を、すべて」
ゴブリン退治から消息を絶った令嬢剣士を探して欲しい――剣の乙女の依頼を受けて、北方の雪山に向かうゴブリンスレイヤーたち一行。しかし、襲撃される寒村、謎の礼拝堂、今回のゴブリンの群れに違和感を覚えるゴブリンスレイヤー。
「……学習した、だと?」
仲間の痛手を越えて洞窟探索を終えた一行は、あるものを見つける。
「外なる、智恵の神。覚知神……」
何者かに統率されたゴブリンの巣くう古代の砦にゴブリンスレイヤーたちが挑む!
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第5弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は雪山に現れたゴブリン討伐と、消息不明となった令嬢剣士の救出劇。

令嬢剣士が見た地獄に、ゴブリンの陰湿な残虐さを感じて相変わらず胸が悪くなります・・・・・・
なんだかんだあっても最後には立ち直れただけ、彼女は心が強い人なんだろうなぁ。

 

今回は、彼女の憎しみや怒りにゴブリンスレイヤーが共感をみせていたのも印象的でした。

「ちょっと、カッとなってた」
「そういう事は、ある」
ゴブリンスレイヤーは、背を向けたまま短く言った。
「お前も、あの娘も、俺も」

気持ちが分かるからこそ、その気持ちにケリをつけさせたかったのかな。
令嬢剣士を討伐に連れて行ったことに、ゴブリンスレイヤーの不器用な思いやりを感じます。優しいんだよなぁ、このひと。

 

本題であるゴブリン討伐の方では新たに「ゴブリン聖騎士」なる存在が登場。
ゴブリン内で更に細分化させるのか・・・・・・ゴブリン、もはやヒトみたいだ。
まぁ雑魚キャラとしてのゴブリンを黙々と殺し続ける話じゃ盛り上がらないし、ゴブリンをゴブリンのまま手応えを出すにはこういう展開をするしかないのかも?
でも、うーん、なんか聖騎士とかまで出しちゃうと「これって敵をゴブリンにする必要があるの?」とか思ってしまったり。無粋かなぁ。
ゴブリンとはなんぞや、とかの哲学的な(?)問題が生まれそう(??)

 

それはさておき。

ゴブリンスレイヤーのパーティーについては、少しずつ絆が深まっているのが伝わってきてほっこり。

「治療を手伝う。一党(パーティ)」と言葉を区切り「には、神官が二人いる」と続けた。

この言葉を区切ったところに萌えを感じる!
自然にスルッと「パーティ」って言葉が出てくるくらい仲間と自分を一つの集団として考えてるってことですよね?そんな自分に少し動揺したってことなのかな?もしくは照れ?
ずっとソロだったゴブリンスレイヤーだけに、これは萌える・・・・・・

 

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