令嬢エリザベスの華麗なる身代わり生活/江本マシメサ


令嬢エリザベスの華麗なる身代わり生活 (ビーズログ文庫)
令嬢エリザベスの華麗なる身代わり生活 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年9月刊。
カクヨム×ビーズログ文庫 恋愛小説コンテスト「大賞」受賞作。
婚約発表前に駆け落ちした公爵令嬢の身代わり役を引き受けた子爵令嬢の物語です。
歯に衣着せぬ物言いで偉そうな態度をとりつつ、素直じゃない優しさに可愛げを感じるヒロイン。
そんな彼女を挟むのは、共犯者となる公爵令嬢の兄と、二人で騙すことになる公爵令嬢の婚約者。
Wヒーローは正反対なキャラ付けがとても素敵でした。恋愛面は三角関係になっていくのか、それともこの巻の印象通りに兄がメインなのか。
私は婚約者推しになりそうです。なので現状すごく当て馬くさい婚約者氏にはぜひとも頑張ってほしいところ・・・!
少し中途半端なところで物語が終わっているので続きが楽しみです。

☆あらすじ☆
身代わりの条件は、靴にキス!? 本物より苛烈!こんな令嬢見たことない!
公爵令嬢エリザベスと瓜二つだからと、彼女の兄シルヴェスターに身代わりを頼まれた普通の令嬢エリザベス。狡猾なシルヴェスターと腹の探り合いの末、陰湿メガネの婚約者ユーインとの婚約パーティーに出るが……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

駆け落ちして婚約発表をすっぽかした公爵令嬢の身代わりを頼まれた子爵令嬢エリザベス
実家への援助と引き換えに公爵家の嫡男シルヴェスターと喧嘩腰の共犯関係を築いていったり、身代わりとして出会った婚約者ユーインへの嘘に心を痛めたりしながら、エリザベスは一筋縄ではいかない身代わり生活を送ることになるのです。

 

身代わりモノでよくある「正体がバレる・・・!?」的なハラハラ感はほとんどない作品でした。
だってエリザベスのメンタルが鋼だから。めちゃくちゃ頼もしすぎて不安にならないww
頭が良くて度胸があるからハプニングが起こっても冷静に対応できるエリザベス。そのスマートな振る舞いには思わずニヤッとしてしまいました。
こういう格好いいヒロインは好きだなぁ!

 

また、勝ち気で当たりが強い性格だけど、生真面目な優しさがあるところも魅力的。
不慣れなくせに刺繍を頑張るところとかキュンとしました。かわいい。
冷静になってから出来の酷さに気づいて慌てて取り戻そうとするオチまで含めてかわいい。

 

そんなかっこかわいいエリザベスを挟むのは2人の男。
このWヒーローが綺麗に正反対なキャラ付けをしてあって、それぞれ異なる魅力があるところがGOODでした。
彼ら2人に対するエリザベスの人物評が好きなんですよね〜

「私らしいとは、なんでしょうか?」
「誰にも甘い顔を見せず、公正な判断ができ、はっきりとした物言いができる、いけ好かない男ですわ」
「酷いですね」
「わたくしにしては、高評価です」
「ちなみに、シルヴェスターは?」
「誰にでも甘い顔を見せ、公正な判断などせず、遠回しな物言いしかしない、いけ好かない男ですわ」
シルヴェスターへの辛口評価を聞いて、ユーインは笑い出す。

このくだり、シルヴェスターへのdisりの方が愛があるようにみえます。作中もシルヴェスターとの絡みやエピソードの方が印象的ですし。
うーん、最終的にくっつくメインヒーローはシルヴェスターなのかな・・・・・・

 

でもね、私はユーインの方が好きなんです・・・!
だって不憫萌えがすごいじゃないですか、このひと!
エリザベスが偽物であるとわかった後の「なんとか頑張れるかなと、考えていたんです。」から「駆け落ち、しますか?」までの一連のセリフ、あまりにも可哀想すぎて萌えをガンガン刺激されましたww
ツンツンした冷徹メガネからこのセリフが飛び出すっていうのが非常にツボ。良いデレだ・・・・・・そしてやっぱり可哀想・・・・・・w

 

トチ狂った妹に迷惑被っているシルヴェスターも可哀想っちゃ可哀想なのだけど、ううむ、やはり私はユーイン推し!
今のシルヴェスター優勢状態、どうにかならないかなー。
本物のエリザベスの問題やラストの誘拐事件の真相が積み残しになっているので続刊があると思うのだけど、ここからユーイン挽回の目はあるのでしょうか。あったらいいな。あってくれ!

 

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