妹さえいればいい。7/平坂読


妹さえいればいい。 7 (ガガガ文庫)
妹さえいればいい。 7 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年5月刊。
アニメ化決定おめでとうございます!
ラノベ作家ラブコメ第7弾。
今回糖度アップしてるんだけど、なんか可愛いというよりエグいものをみた気分w
そして読み終わって表紙を見返すと切なくなりました・・・。

☆あらすじ☆
お付き合いはじめました。
ついに付き合うことになった羽島伊月と可児那由多。恋も仕事も充実して、ますますリア充真っ盛りとなる2人。そんな2人の交際をきっかけに、羽島千尋、白川京、不破春斗、それから何故か大野アシュリーの心境にも変化が訪れるのだった。千尋の前には新たなライバルが出現し、春斗は彼を慕う新人作家(巨乳)・相生初に熱いアプローチを受ける。近づいてくるクリスマスの足音。変わりゆくもの、変わらないもの。大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第7弾! 作家や税理士や女子大生たちの、新たな物語が幕を開ける――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

伊月と那由多がお付き合いスタート。
ということで、そのご報告から始まる第7巻。

 

「ラブラブな伊月と那由多の姿を見て切なそうにする京を見て切なそうにする春斗」という関係図がとても面倒くさいのだけど、それでいて今まで通りにゲームを楽しむいつものメンバーにホッとしたり。
割と泥沼になってもおかしくない状況なのに恋愛感情と友人関係を割り切ってるのは大人ってことなんでしょうか。実際の大人でもなかなか難しいことだと思うんだけどな。
でも確実に変わってしまった5人の関係性が今後どうなるのかは微妙な感じ?

 

特に気になるのは春斗と京の関係。
まぁ春斗さん、早速別の女の子に気持ちが揺れてるけれど。
あのへんの心理描写が無駄にリアルだなと笑いましたw
どうなるのかなー。不憫萌えしたいから春斗には京に片思いしていてほしいんだけどなー。

 

伊月と那由多はブレーキを取っ払った感じ。うわぁ・・・・・・。
私はあまりこういう話をラノベで読むの好きじゃないんだけど(しかも無駄に生々しいw)、それはそれとして幸せそうに欲望を全開にする那由多は可愛かったです。伊月もツンデレのツンが死んでて可愛いw

 

ほのぼのラブコメムードから一転し、終盤はタイトルの由来になった作家・関ヶ原幽のエピソード。
表紙の真ん中の子は誰かと思ってはいたけれど、幽、アシュリー、海津の過去を知ってから見返すと切なくなります。

 

この幽が味わった『有名税』の苦しみと、中盤で春斗と初が語っていたテンプレの話が、ラノベ作家モノとしての今回のメインテーマだったのかな。

テンプレに関しては、うーん、箇条書きマジックのような形でいっしょくたにするのはいけないと私も思うけれど、「あー、なんか既視感ある〜」と思ってしまうのも仕方ないというか。
難しいですよね。目の前にある作品そのものを深く理解してあげるのが一番だと思うけれど、一度既視感を覚えてしまうとうまく楽しめない自分もいる・・・・・・。
あらすじ切りなんてその最たる極端な行動ですし。
時間もお金も有限だから、最初のハードルを高めに設定してしまうのは仕方ないというか・・・・・・。
まぁ読者でもない人間が聞きかじって切り捨てるのが一番最悪なので、それだけはしないように自戒します。

 

幽のエピソードについては本当に感動的で、これが作家の1つの理想像なのかもなぁと勝手に思ってしまいました。
こんなブログを作ってネット上で色々書いてる私が言うのもアレだけど、作家さんにはネットの酷評であまり傷つかないでほしい・・・・・・でも、「悪意のある言葉をぶつけられて、なにがしかのネガティブな影響を受けない者などいるわけない」という言葉はまさにその通りなのでしょう。
悪意を無視できないなら、本当に作品を愛する読者の善意はそれ以上に受け取ってほしいな、と幽の生き様をみて感じました。

 

余談。
「たほいや」ってゲーム初めて知ったんですけど、かなり面白そうですね。中高生の頃に知りたかった。今度やってみよう。

 

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