ゴブリンスレイヤー4 (GA文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
評価:★★★☆☆
2017年1月刊。
短編集でした。
ゴブリンスレイヤーと愉快な仲間達の、ほのぼの日常時々ゴブリン。
☆あらすじ☆
「ゴブリンよりは、よほど危険だ。だが魔神どもとは比べるべくもない」
国王署名入りの依頼「悪魔の塔」の討伐に重戦士、槍使い、ゴブリンスレイヤーの三人が挑む――。
「ね、ぶらぶらしよっか」
ゴブリンスレイヤーのいない休日、牛飼娘は女神官と街を散策する――。
「見てなさい。私が世界の一つ二つ、救ってあげるから!」
妖精弓手は冒険のない日、受付嬢の提案で、聖騎士を演じる――。
「森人と一緒に冒険に行けぇ?」
種族を超えた共闘、これは彼と出会う前の三人の冒険――。
辺境の街で紡がれる、十の物語。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第4弾!
以下、ネタバレありの感想です。
10章立ての形で短編集なので、1本あたりのエピソードは短め。
なので少し読み応えには欠けるものの、ゴブリンスレイヤーたちの穏やかな日常は読んでいて和みます。
個人的には、第2章『ある男の子のお話』が印象的。
というのも、途中までてっきりゴブリンスレイヤーの過去話だと思い込んでいたので。姉弟とか街に出かけたお隣さんとかで深読みしてしまった・・・・・・。
まぁでも過去の彼を重ねているだろうエピソードだし、「ゴブリンスレイヤーがいることでゴブリンスレイヤーみたいな少年が生まれなかった」と考えればかなり心温まるお話だったのでは。
あとは第3章『酒場の女給のお話』のオチがね、きゅんきゅんしますよね。
ゴブリンスレイヤーの周りは可愛い女の子がたくさんいるけれど、牛飼娘が有利すぎてなにより。まぁこのシリーズはあまりラブコメに足を踏み入れない気もするのだけど。
牛飼娘といえば、ゴブリンスレイヤーが事あるごとに金がいる金がいるって言ってるのを「ははーん?」とニヤニヤしていたのだけど、予想通りのオチでした。しかしそのままっていうのは予想外だったよ・・・・・・プレゼントが酷すぎて逆にほっこりしました。
ふたりは何を買いに行くのかなー?
できればそこまで読みたかったですw
ほのぼの短編集だったので緊迫感はほとんどなし。
ちょっと物足りなくはあったけれど、5巻で取り戻してくれればOKです。
というわけで5巻を楽しみに待ってます!