終わりのセラフ7 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
評価:★★★★☆
2016年12月刊。
漫画版12巻で語られた衝撃の真相。ようやく前日譚がそこに追いつきました。
これはきついな・・・・・・。
☆あらすじ☆
『もしも明日、世界が終わるなら、あなたはなにをしますか?』世界が滅亡する、その直前。一瀬グレンとその仲間たちは、みなで決めた。世界が終わってしまわないように、できるかぎり抗ってみようと――。その決意のもと、真昼の誘いに乗り『帝の鬼』を裏切ることを決める。しかしその瞬間から『帝の鬼』の軍勢が襲いかかってくる。グレンたちは抗う。世界を破滅へと導く流れに――! 大人気学園呪術ファンタジー第7巻!
以下、ネタバレありの感想です。
いよいよクリスマスに突入。
柊家を裏切ったグレンたちは、追っ手から逃げつつ真昼を探して奔走する、という第7巻。
破滅への流れは抗えない、というのが物語の端々からにじみ出ていてツラい。
いや、漫画版があるから破滅確定は最初から承知しているけれど、それに抗おうと励まし合うグレンたちをみているのが辛いのです・・・・・・。
しかし今回も色々と情報が出てきたなぁ。
「終わりのセラフ」計画が柊家主導?
真昼は実は裏切ってなかった?
そもそも「柊家」とは何か??
柊家次期当主であるはずの暮人すら知らなかった秘密にゾクッとしました。
こういう物語の根幹的な部分を揺るがしていく展開、大好物です。楽しいけど、真相が気になって悶える・・・!
それにしても真昼はちょっと可哀想すぎではないか・・・・・・。あんなにわけわからん女の子だと思ってたのに。
そして何より衝撃だったのはラストの展開。
12巻ラストでフェリドがニヤニヤしながらグレンの罪と罰を語ったときは頭が真っ白になったんだけど、あれってこういう経緯があったのか・・・・・・。
破滅を食い止めようとしていたはずなのに、結末が惨すぎて絶句。
前日譚はグレンと仲間達の物語だったし、漫画版でも皆生き残っていたから、てっきり最後は(破滅回避は失敗しても)逃げ延びると思っていたのになぁ。
さて、ちびっこ優ちゃんも登場したし(そういえば百夜孤児院に入れられたのクリスマス当日でしたね)、いよいよ次巻で破滅の瞬間が描かれるのかな?
でも8巻もまた1年後になるのだろうか・・・・・・。気長に待ちたいと思います。
KAステマ文庫のヴァイオレット・エヴァーガーデン、ただいま上巻が出ており下巻はその内出るらしいのですがおすすめです!
KAステマ文庫はまだあんまり作品も出ておらず知名度も高いとは言えませんし、作品が合うか合わないかの差が激しいです。しかし、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは金賞をはじめて取った作品であり、自分も『どうせ…』と思ってましたがとてもよかったです!(笑)
是非!是非! (*/ω\*)
ちゃーこりんさん、コメントありがとうございます。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、今度アニメ化するやつですよね!
表紙が綺麗ですごく気になっていたのですが、うちの田舎だとKAエスマ文庫取扱店が遠くて諦めていたんです。
公式通販は送料が高いし、Amazonにも売ってないし、KAエスマ文庫の入手難易度が高すぎて・・・・・・。
でもそんなにオススメなら是非読んでみたいです・・・!
取扱店まで遠征しなきゃ・・・!!
僕も福岡県内を動き回りましたよ!(笑)
福岡でも動き回らないと入手が難しいんですね・・・!
ううむ。難易度高いですが、気合い入れてゲットしたいと思います(>_<)
あっ大分前にオススメして頂いた、SとSの不埒な同盟を買いました!もう、、、、、萌えます(笑)
あっ! そのシリーズの2巻を読んでいなかったことを今思い出しました・・・!
楽しんでいただけたなら良かったです〜(^o^)
漫画とのリンクも本格的になって来て、どこまでも救いの無いダークな展開に目が離せなくなって来ましたね、あと今月末に発売される予定の漫画13巻収録予定話含めて、最近の斉藤さんのラスボス感は凄いです。
名しさん、コメントありがとうございます。
前日譚、分かってはいても救いのなさにメンタルがガシガシ削れますよね・・・・・・。
漫画版の続きがかなり楽しみです〜! 斉藤さんめっちゃ気になります!!