Babel 2 剣の王と崩れゆく言葉/古宮九時

BabelII ‐剣の王と崩れゆく言葉‐ (電撃文庫)
BabelII ‐剣の王と崩れゆく言葉‐ (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年11月刊。
物語が動き始めたことで、さらに面白くなってきた異世界ファンタジー第2弾。
保護者であるエリクの過去が掘り下げられたり、なかなか魅力的なキャラクターが登場したりと、人間ドラマとしても読み応えが増してきました。
「言語」にまつわる独特の世界観も意味深だし、続きがとても気になります。

☆あらすじ☆
『―立ち去るがよい、外部者よ』
ついに辿り着いた、魔法大国ファルサス。しかし世界を害する“異物”と判ざれた雫は、非常にも王・ラルスに剣を向けられる。ラルスと戦う決意をし、瀕死の重傷を負った雫だが、その一方でエリクは過去を追憶する。自らが殺した、ある一人の少女のことを…。そして“死者蘇生”の禁呪による事件で国中に暗雲が漂うなか、雫とエリク、二人の運命は分岐点を迎え―。

以下、ネタバレありの感想です。

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浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。/友麻碧

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)
浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年11月刊。
面白かったー!!
「かくりよの宿飯」の友麻碧さんの新シリーズは浅草あやかし物語。
前世が大妖怪の女子高生が、あやかしたちのために釘バット片手に奮闘する爽快活劇です。
ラブコメも最高で、前世も今世も夫婦なカップルが可愛すぎて転げまわりました〜。鬼嫁とツンデレ夫のケンカップルが尊い!
軽快な夫婦漫才の一方で、背景にある事情が重かったり今後のトラブルを予感させる不穏な気配があったりと、コメディとシリアスのバランスも絶妙。
今後どんどん面白くなりそうなストーリーに期待しかありません。
発売即重版したようなので、おそらく無事にシリーズ化するでしょうしね。
「かくりよ」とのリンクも気になるので(今のところ繋がりは少しだけ)、続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。それは、真紀が前世の記憶を持っていること。そして、その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――”茨木童子”だということ。
前世で「夫」だった”酒呑童子”の生まれ変わりである同級生・天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草の街を駆け回る!

以下、ネタバレありの感想です。

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