最果てのパラディン2 獣の森の射手/柳野かなた

最果てのパラディンII 獣の森の射手 (オーバーラップ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年7月刊。
不死者に育てられ、冒険者として旅立った少年ウィルの活躍を描く異世界転生ファンタジー第2弾。
1巻の完成度が高かったので続編がどうなるのか少し心配していたのですが、安定した面白さを堪能することができました。
ファンタジーとしての話の運び方がすごく好み。いよいよウィルの冒険が始まったのだとワクワクします。
しかし思わぬところで泣かせにかかるから油断できない・・・・・・ウィルの根幹にある家族への深い敬愛が1巻に引き続きグッときました。

☆あらすじ☆
死者の街を出て北に。ウィルが初めて接触した人類社会の最果ては、魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地だった。そんな絶望に触れるも神の啓示に耳を傾け、その薄闇のなかに光を灯すことを決意した。そして都市との流通や交易を活性化させることと、魔獣を退治できる冒険者たちを招き入れるため、友人となったハーフエルフのメネルドールとともに、北の都市に向かう。そして道中、商人の男トニオや小人の楽師ビィを加え、向かった街では何かに改造され凶暴化したワイバーンと遭遇し、ウィルはこれを撃破する。初めて英雄として認知され、都市の統治者から騎士の称号を授かる。そして《最果ての聖騎士》の名が南辺境で知られ始めるようになり……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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バビロン2 死/野崎まど

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)
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評価:★★★★☆
2016年7月刊。
スリリングに狂気的な事件の真相を追う刑事サスペンス第2弾。
「自殺」について様々な角度での議論を興味深く眺めつつ、事件の背後で蠢く女の影に怯えてしまうストーリーでした。
最後がやっぱり恐すぎる・・・!

☆あらすじ☆
64人の同時飛び降り自殺――が、超都市圏構想“新域”の長・齋開化による、自死の権利を認める「自殺法」宣言直後に発生!暴走する齋の行方を追い、東京地検特捜部検事・正崎善を筆頭に、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ、機密捜査班が組織される。人々に拡散し始める死への誘惑。鍵を握る“最悪の女”曲世愛がもたらす、さらなる絶望。自殺は罪か、それとも赦しなのか――。

以下、ネタバレありの感想です。

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