終わりのセラフ 吸血鬼ミカエラの物語1/鏡貴也

終わりのセラフ 吸血鬼ミカエラの物語 1 (JUMP j BOOKS)
終わりのセラフ 吸血鬼ミカエラの物語 1 (JUMP j BOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2015年12月刊。
集英社ジャンプSQで優ちゃん編、講談社ラノベ文庫で前日譚となるグレン編と両面原作展開をしている「終わりのセラフ」の3本目のシリーズ。
全部読まないと全容がつかめないというハードルの高さは本当にどうにかならんのかと思うのですが、くそう、面白いは正義ですね!
この新シリーズは吸血鬼サイドの物語。「吸血鬼ミカエラ」というタイトルは本編を読むと色んな意味で納得しました。ミカの出番は思ったより少なかったけれど。
それにしても鏡さんは本当に魅惑的な伏線の張り方をするよなぁ。このシリーズも続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
【小説版登場!】ミカエラの名に隠された秘密。人間だったころのクローリーの死闘と、フェリドとの出会い――暴き出される「彼ら」の遍歴。吸血鬼の真実と起源に迫る衝撃の新シリーズ、解禁!!

以下、ネタバレありの感想です。

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図書館の魔女 第一巻・第二巻/高田大介

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)
図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年4月刊。初出は講談社2013年8月刊。
第45回メフィスト賞受賞作を4分冊で文庫化。
権謀術数に長けた「図書館の魔女」マツリカと、話すことができない彼女の手話通訳となった少年キリヒトの物語。
「原稿用紙3000枚の超弩級ファンタジー」を売り文句としているだけあって、とても重厚な作品です(内容的にも物理的にも)
完全なファンタジー世界での権謀術数ものなのですが、情報量の膨大さに圧倒され(言語の話とかも難しい・・・)、第一巻は正直読むのがとても大変でした。
しかしそれらに慣れストーリーも動き始めていくにつれ、どんどんこの物語の面白さに惹き込まれいくことに。この読み応えは凄まじいものがあります。
声に持たずとも雄弁に語るマツリカと、鋭敏な感覚をもって彼女の「声」となっていくキリヒトの主従関係も好み。
彼らに待ち受ける運命とその行方が気になります。

☆あらすじ☆
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!

以下、ネタバレありの感想です。

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