倫敦千夜一夜物語2 ふたりの城の夢のまた夢/久賀理世

倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 (集英社オレンジ文庫)
倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 (集英社オレンジ文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年4月刊。
1年以上間が空いたので心配していたのですが、続きが出てくれて良かった。
貸本屋を営むワケあり兄妹が謎を解き明かすヴィクトリアン・ミステリー第2弾。
前巻よりさらに面白くなってきました。特にラストには思わずニヤリと。

☆あらすじ☆
19世紀末、英国。兄アルフレッドとともに貸本屋“千夜一夜”を営むサラの毎日は、ささやかな謎に満ちている。消える蔵書票。店の片隅でひとり涙する少年。そして兄の旧友ヴィクターとともにでかけたピクニックで若い女性の遺体を発見したサラは、やがてロンドンを騒がせる連続殺人事件に深く関わることになり!?名作文学が鍵を握る、ヴィクトリアン・ミステリー!!

以下、ネタバレありの感想です。

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鳥は星形の庭におりる/西東行

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)[Kindle版]
鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)[Kindle版]【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2009年3月刊。
神々が去ったあとの世界に残された鳥の塔と迷宮の謎を巡る、聡明な少女と名もなき吟遊詩人の冒険譚。
奥行きのある世界観がとても素敵。主人公の気高さも読んでいて気持ちの良いものでした。
そしてラストの切なさと透明感には胸を打たれます。幸せな余韻に浸れる素晴らしいファンタジーでした。

☆あらすじ☆
双都オパリオンの貴族の娘プルーデンスは、ちょっぴりおませな13歳。亡くなった祖母を弔うため、家族とともにアラニビカ島に向かうが、遺品から護符が見つかって――。島の迷宮の謎をめぐり、プルーデンスは大人たちの陰謀に巻き込まれていくことに。味方となるのは、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人。容易く女たちを魅了する彼の正体は――。壮大な迷宮ファンタジー、堂々のデビュー!!

以下、ネタバレありの感想です。

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