評価:★★★★☆
2016年5月刊。
暴君の婚約者となった病弱な王女が、祖国を守るため革命に挑む物語。
ファンタジー的要素はほとんどなく、ヒストリカルラブロマンという感じの作品でした。
死にそうで死なないお姫様ですが、予想以上に逞しくてしたたかななキャラが気に入りました。
世話役として出会い、革命を通して絆と恋を育てていく公爵とのロマンスも素敵。
1冊で綺麗に話がまとまっている良作だと思います。
☆あらすじ☆
ブルグ帝国の暴君皇帝に政略結婚で迎えられた王女ヘルミナ。体が弱く世話係の侯爵カエサルは振り回されるが、病弱を逆手に医学や政治の知識を蓄えるヘルミナは、カエサルに革命を持ちかけ……。激動ラブ!
以下、ネタバレありの感想です。