前巻の感想はこちらから
評価:★★★★★
大好きな谷瑞恵さんの一般文芸初進出となるシリーズでしたが、ついに完結。
懐かしい思い出と、その時を刻む時計の優しい物語。最後までとても素敵でした。穏やかな気持ちになれる良い作品だったと思います。
そして秀司と明里のカップル、本当に大好きです。
☆あらすじ☆
不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い…時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房から手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み…。ついに完結!
以下、ネタバレありの感想です。