屋根裏の美少年(美少年シリーズ3)


『屋根裏の美少年』(西尾維新著/講談社タイガ)★★★★☆

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)
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前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
美少年探偵団の活躍を描くシリーズ第3弾。
今回はミステリーというよりも、ちょっと恥ずかしくて美しくて笑える青春小説として面白かったです。

☆あらすじ☆
晴れて美少年探偵団の新メンバーになった「美観のマユミ」こと瞳島眉美。団長・双頭院学の召集により美術室兼探偵団事務所の改装を手伝うはめになる。しかし、天井裏から発見された三十三枚の絵のおかげで作業は一時中断。描いた主も分からない奇妙な絵画は七年前に学園で発生した不可能誘拐事件に結びつき……? 美しい事件に、より美しい解決をもたらす美少年シリーズ第三作!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は美術室の天井絵を描いてる途中に、屋根裏から奇妙な三十三枚の絵を発見して・・・・・・というところから始まる事件。

 

マユミはだいぶ探偵団に馴染んできたようですね。
なんというか、とても図々しく、ふてぶてしくなったw
内心で留めていたはずの(?)数々の暴言がナチュラルに飛び出てるところとか。特に不良くんに対する当たりの強さが楽しすぎる。

 

不良君といえば、今当事者意識の風刺が最高でした。
そうだよな。自分が読めばひとりはいるんだよなー。

 

そんな美少年探偵団が挑んだ今回の事件。
奇妙な絵はともかく、不可能犯罪な誘拐事件の真相についてはちょっと軽すぎた印象でした。
むしろそれって最初に疑うべきことじゃないだろうか?
マユミの目を引っ張り出さないといけないようなことでもないような。

 

というわけでミステリーとしてはいまいち不満なのですが、最後のオチが青春小説的に素晴らしかったので作品としては大満足。
まさか天井絵にそんな意図があったとは。
美しすぎてちょっと気恥ずかしくなるレベルですが、マユミを仲間として受け入れている優しい団員たちにキュンキュンしましたw
途中で札槻に対してマユミが仲間について語ったシーンでもニヨニヨしてたのになぁ。良い仲間に育ってきてるなぁ。

 

そういえば、今回意外だったのは札槻嘘の再登場。
思ったより早い再登場でした。マユミのスカウトって? これも何かの伏線でしょうか。

 

2巻、3巻とちょっと軽めでしたが、こんな調子にシリーズが続いていくのかな。
とりあえず4巻「押絵と旅する美少年」を楽しみに待とうと思います。

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