レイデ夫妻のなれそめ3 迷い込んだ君の秘密


『レイデ夫妻のなれそめ 迷い込んだ君の秘密』(山咲黒著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

レイデ夫妻のなれそめ 迷い込んだ君の秘密 (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから


2016年2月刊。
いよいよ「秘密」に切り込んでいく第3巻。
シリーズとしては面白くなってきているのですが、この3巻単体だとちょっと盛り上がりが足りなかった印象。次巻以降の展開への準備回だったのかもしれません。
でも満を持して登場したお姉様はとても良いキャラをしていました。

☆あらすじ☆
劇場に潜む怪人と夫のさらなる秘密!? 仮面夫婦の恋のなれそめ第3弾!!
リナレーアの実家から、リナレーアを溺愛する姉・ディートリンデがやってきた。せっかくの訪問に、評判の舞台を観劇することにした姉妹。ところがその劇場では終演女優が失踪したとの騒ぎが。そこに夫・ザイラスもリナレーアと待ち合わせていた素振りで登場し──!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

リナレーアを溺愛するシスコン姉君ディートリンデがいよいよ登場。
なかなか苛烈なお姉様ですね・・・・・・いったいエンブリー家の血筋はどうなってるんだ。

 

ディートリンデに関してはヘンリック王との絡みが期待通りの面白さでしたw
このふたり、本当は過去に何かあったんじゃないだろうか。何もなくあんな変態ストーカー溺愛してるの、王様?というか、ディーの離婚に王様は全く絡んでないのか疑わしくなってきたのですが??

 

それはさておき、今回は「オペラ座の怪人」を彷彿とさせるストーリーでした。

 

劇場に潜む「怪人」に掠われたと噂される女優の連続失踪事件に関心を示したリナレーア。

 

持ち前の好奇心を発揮して、危ない場所に平気で飛び込むのは相変わらずでしたが、そんな彼女の性格について深く切り込み始めた様子。
前巻で意味深に語られた「壊れたお人形」の意味が分かり、ああなるほどなぁと思ってしまいました。
言われてみれば確かに彼女は欠けている人間ですね。

 

リナレーアの歪さが浮き彫りになっていくにつれ、彼女の過去に何があったのか気になって仕方なくなります。
ザイラスは事情を知っているようだし、彼の溺愛の秘密も本当はここらへんに関係しているのかもしれない?

 

うう、こんなところで次巻に続くなんて鬼だ・・・・・・!

 

そんな感じで少しずつリナレーアとザイラスの「秘密」に近づいているためシリーズ全体としては面白くなってきているものの、単体としてはいまひとつ読み応えが足りないように感じた第3巻。
ディートリンデのキャラは濃くて良かったし、リナレーアの無鉄砲も相変わらず楽しかったのですが、ストーリー的な盛り上がりに欠けるかな。
リナレーアをさらった「怪人」の正体と目的が分からなかったからモヤモヤするのかもしれません。なんとも消化不良感。
次巻以降への布石の回だと思った方が良さそうです。

 

さて気になる引きで終わりましたが、次巻ではいよいよレイデ夫妻の本当の「なれそめ」が分かるのかな?
9年前の事件でまだ語られていない何かがあったとりするのでしょうか??

とりあえず4巻を楽しみに待っています!

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