『宝石吐きのおんなのこ③ 〜再会の街にひそむ影〜』(なみあと著/ぽにきゃんBOOKS)★★★★☆
宝石吐きのおんなのこ(3) ~再会の街にひそむ影~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
前巻の感想はこちらから
2016年2月刊。
相変わらずクリュー可愛すぎる宝石ファンタジー第3弾。
新章の序章的なお出かけ回だったのですが、今回はスプートニクがすごくアレなことになっていてビックリでした。
☆あらすじ☆
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。――『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。「宝石を吐き出す」少女クリューは、彼女の働く宝石店の店主・スプートニクと共に、リアフィアット市を離れ別の街を訪れていた。街の名はフィーネチカ、クルーロル宝石商会が支部を構える街である。二人は、スプートニク宝石店の管理担当・ユキに会うために、このフィーネチカ市へやってきたのだった。二人きりの遠出に胸を高鳴らせつつも、従業員としての職務をまっとうしようと意気込むクリュー。しかしその一方、スプートニクのもとには、少々やっかいな事件が舞い込んできて…さらに街の片隅では、何やら不穏な影が動きを見せる…。
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。日常の裏側で物語が静かに動き始める、再会にはじまる第3巻。
以下、ネタバレありの感想です。
スプートニクと一緒に遠出をすることになったクリュー。
今回も可愛さが溢れんばかりでした。馬車酔いしてリバースしてても可愛いってどういうこと。
平常運転に可愛かったクリューに対し、今回のスプートニクはちょっと調子が出せていなかったような?
まさかの姉登場にも驚きましたが、完全にユキにあしらわれペースを乱されっぱなしのスプートニクに更にびっくり。
クリュー絡みで弱味を握られているから下手にでるしかないのだとしても、この雰囲気はまさしく「怖い姉に虐げられてきた弟」w
意外なスプートニクさんの一面が見えて、ちょっと愉しい気持ちになりました (*´罒`*)
そんな弟分状態のスプートニクが巻き込まれていくのは、宝石商による詐欺事件。
クルーロルやユキにはいいように使われてしまっても、詐欺師を追い詰めるときは本領発揮。相変わらず格好良かったです。
でも今回はクリューとスプートニクがひたすら別行動で寂しいなぁ、せっかくの遠出なのになぁ、と思ったら最後で爆弾投下。
意外すぎる人物の登場に唖然としてしまいました。どういうこと!?え、生きて・・・・・・!?
大混乱というか、途中までてっきりユキだと思ってたのに!←
これは新展開ですよね?まだまだ続くってことですよね??
クリューを狙う魔法使いの動きも気になりますし、「彼女」の迂闊な言動と間の悪いスプートニクのせいでクリューに生まれた誤解が何を引き起こすのかも気になるところ。
スプートニクさん、父性が云々言ってる場合じゃない!
そういえば、今回ようやくスプートニクの本名が発覚。
「スプートニク」の由来には笑いましたが、その偽名を使い続けている理由にほっこり。
ほんとこの人クリューを大事にしてますよねぇ(´∀`*) 素直じゃない可愛げが微笑ましすぎるw
クリューのために色々しても全部隠しちゃうから本人に愛情が伝わっていないのが残念ですが、クリューは全力で慕ってるから問題なし。でもなぁ、誤解しちゃったからなぁ、どうなるかなぁ(ニヤニヤ
4巻も楽しみです(´,,•ω•,,)♡
これはおもしろいのですか?
Twitterやらで結構よくみるのですが……
あと、ヒロイン?はロリっこですか?(笑)
コメントありがとうございます。
可愛いロリっ子とちょっと意地悪な宝石店主の日常モノで、表紙の女の子の可愛さにハマれるかどうかが大きいのですが、面白いですよ!
3巻からシリーズ化しそうな展開になるのですが、1,2巻は読み切りっぽい感じなので、とりあえず1巻だけ試しに読んでみてはいかがでしょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶