竜峰の麓に僕らは住んでいます1


『竜峰の麓に僕らは住んでいます1』(寺原るるる著/ヒーロー文庫)★★★☆☆

竜峰の麓に僕らは住んでいます 1 (ヒーロー文庫)
竜峰の麓に僕らは住んでいます 1 (ヒーロー文庫)

2016年1月刊。
ちょっと懐かしい雰囲気のあるドラゴンファンタジー。
勇者の友人でモブっぽい雰囲気のある主人公が、迷い込んだ森の中で出会った竜に教えを受けて成長していく物語です。
主人公はだいぶヘタレ気質なのですが、ここぞという時に必死に頑張るのでなんだか応援したくなる少年でした。
夫婦ものか!?と一瞬期待しましたけど、重婚OKな世界だしハーレムルートまっしぐらかな。

☆あらすじ☆
西には竜族と竜人族が住まう竜峰。北は飛竜の狩り場。南に広がる竜の森と、三方に竜に縁があるアームアード王国。十五歳になった年の立春になると、少年少女は親元を離れ、よその土地で生活をしなければならない。少年エルネアも、翌年に控えた旅立ちの一年間に向けて、日々学校に通いながら準備を進めていた。エルネアの同級生に、勇者のリステアがいた。彼に触発され、自分も名をはせる存在になると意気込む同級生たち。だが、体格に恵まれないエルネアは、彼らの活躍する世界は別世界だと感じていた。しかし、エルネアはある日、竜の森の秘密を知ってしまう。そこから少年の運命が大きく動き出す―。

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公エルネアは、同級生で親友の勇者リステアに憧れる「主人公の友人」というモブキャラっぽい立ち位置にいた少年。
しかしある日彼は竜の森の中で老竜スレイグスタと出会い、彼に気に入られたことから竜族の秘技を学び、少しずつ成長していくのです。

 

序盤はエルネアのモブっぽさのせいか地味でちょっと退屈だったのですが、スレイグスタ老による修行開始とミストラル登場あたりから徐々に面白くなっていきました。

竜から教わって竜脈を使うというのも割と面白いのですが、それよりも教わる技術が剣舞というのが新鮮。可愛い系のエルネアにぴったりな気がします。

 

まぁ可愛い系で草食系な雰囲気であっても、エルネアの考えてることは割と肉食系なのですが。
いや、この年頃の少年ならあれくらい普通かな。
ガチの肉食系はリステアですよね。よく女の子達の友情に亀裂が入らないものです(;`・ω・)

目の前にチーレム状態の勇者がいて、そんな彼に憧れてエルネアまで「お嫁さんたくさんほしい!」って夢を抱いちゃうのはちょっと笑いましたw
いざ複数の女の子が近寄ってきたら逃げちゃうくせになぁ。夢だけ大きなヘタレ少年ですね。そんなところもなんだか可愛かったですww

 

ちょっぴりヘタレなところはあっても、エルネアはここぞという場面ではしっかり頑張る少年。
終盤の魔剣使いとの戦いは、彼の開花しつつある才能の一端がみえてとても興奮しました。これからどんどん強くなっていくんだろうなぁ。

 

さて、今回はお見合い相手だったミストラルと仲良くなったものの、たぶんこれハーレムものですよね?
ルイセイネがロックオンしてますし。
ハーレムものはあまり好みじゃないのですが、エルネアみたいな主人公が複数ヒロインにどう接していくのかは興味があります。

まぁそれだけじゃなくて、エルネアの成長も楽しみなのですが。
剣舞を極めていくことになるのだろうか。

 

そういえば、この作品って勇者パーティの方も同時に描いていくのでしょうか。
こういう「勇者の傍にいる人間」が主人公の作品って「勇者」は嫌な奴が多いっていう先入観があったせいか、リステアが普通に良い奴だったのは意外でした。
エルネアとの友人関係もなんだか等身大の少年たちって感じで好ましかったですしね。
いっそリステアとエルネアでパーティを組んでも面白そうですけど、そうはならないのかな?

 

2巻にも期待しています(*゚▽゚)ノ

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