鍵屋甘味処改3 子猫の恋わずらい


『鍵屋甘味処改3 子猫の恋わずらい』(梨沙著/集英社オレンジ文庫)★★★★☆

鍵屋甘味処改 3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)
鍵屋甘味処改 3 子猫の恋わずらい (集英社オレンジ文庫)

前巻の感想はこちらから


2016年1月刊。
愛想のない青年鍵師と警戒心の強い女子高生の鍵屋物語第3弾。
「恋わずらい」というサブタイトルからして思わせぶりですが、徐々に恋愛描写が増えてきた様子。
でもこの二人、カップルを通り越して熟年夫婦のような雰囲気が先に出ちゃってるのはどういうことなのか・・・・・・とても良いと思います╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

☆あらすじ☆
ゴールデンウィーク、こずえは淀川の鍵屋を手伝っていた。謎めいた依頼が入り、こずえたちは『鍵屋敷』へ向かうことに。
そこには若手の鍵師が集められていた。そして屋敷中の鍵を開け、コインを集めるという奇妙なゲームが始まり…?

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は淀川の祖母・銀子にまつわる物語。

オカルト風味の物語でしたが、怖さはなくて優しさが詰まっているのがこのシリーズらしくて良い塩梅でした。
それにしてもこずえは霊感少女の気があるのか。猫はそういうの見えるって言いますもんね(?)

 

こずえが銀子の恋を辿る不思議な夢を見続ける一方で、淀川が参加したのは鍵屋敷で開催された奇妙なゲーム。
どんなときでもマイペースな淀川さんはやっぱり競争でもマイペースでした。この人ほんとに鍵開けるの好きなんだなぁw

 

主催者のはてっきり祖父の姉だと思っていたのに。
恋した許嫁に捨てられるなんて哀しいことだと思うのに、過去にとらわれず幸せだったと言い切る皐の潔さが素敵でした。
恋敵だったはずの皐と銀子の不思議な関係はなんだか可愛くて、こういう関係が作れるなら幽霊も悪くないかもしれないですw

 

そして今回は淀川さんの弟・多喜次が登場。
ブラコンでしたか・・・・・・。こずえと一緒に淀川さん大好き弟子コンビになりそうな予感。
幽霊にビビってお兄ちゃんの部屋に突撃とか、あなた本当に高校生ですかと思ったのは内緒です。こずえは良いんだ可愛いから!
というか、祐雨子さんが好きなくせに彼女と兄をくっつけようとしている多喜次の努力は何なのか。男らしいように見えて(見えない?)、すっごくヘタレなんですが。こずえの邪魔するんじゃなくてお前が頑張れよ!!

 

多喜次登場でにわかに揺らいできた淀川さんとこずえの関係は、今後どうなるのでしょう。

祐雨子さんと淀川さんの関係なんて、最後に本人が言ってたことに尽きる気がするんですけどねぇ。でも祐雨子さんが(ボロボロにするとしても)鍵開けの技術を持ってることとか、なにか二人の過去に絡む理由があるのでしょうか。

 

淀川さんとこずえにしても、今の熟年夫婦みたいな関係に落ち着いちゃってるのも良いけれど、そろそろ恋愛的に動いてほしいところ。
自分たちの関係を当てはめる言葉を探し始めた二人にニヤニヤしてしまいます(´∀`*)
うーん、淀川さんは仕事以外ぽやーんとしてるのでこずえが頑張らなきゃいけないのかな?でもこずえも恋愛方向はぽやーんとしてるからなぁ・・・・・・。

 

そういえば、こずえは結局このまま鍵師を目指すのでしょうか。カメラマンもアリだと思ったのですが、そっちは趣味にするのかな。
なんとなくまだ「鍵」より「カメラ」の方にこずえの興味が向いている気もするのですが・・・・・・

 

とりあえず4巻に期待しています。

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