七日の喰い神2


『七日の喰い神2』(カミツキレイニー著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆

七日の喰い神 2 (ガガガ文庫)
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前巻の感想はこちらから


2016年1月刊。
前巻よりも著者らしさが出てきて、格段に面白くなってきました!!
七日と六花の過去が明らかになると、七日とラティメリアの関係がちょっと切なく感じられたりして・・・・・・

☆あらすじ☆
明かされてゆく七日の凄絶なる過去。“六花のマガツカミ”の存在を報せる手紙を受け取った古川七日は、ラティメリアを連れて夏祭りで賑わうとある町を訪れる。手紙の差出人は、戦時中、ともに最前線で戦った女祈祷士の大坂雪生。七日との再会を喜ぶ雪生だったが、初めて見るラティメリアの容姿に驚愕する――「六花さんにそっくり……」。戦場において七日と雪生は、七日の姉・六花を中心に編成された祈祷士部隊に属していた(のだトルツメ)。六花から生まれたマガツカミの脅威は七日もよく知っているはずなのに、なぜそれを側に置いておくのか? 雪生はラティメリアを斬るよう忠告するが、七日は取り合おうとしない。そんな折、祭りの最中に、古くから生き長らえる強大なマガツガミ・轢き神が現れる。轢き神の暴走を止めるため、その行く手に立ちふさがる七日だったが……。明らかになってゆく七日の過去と、その姉・六花の存在。そして、ラティメリアの誕生秘話。人間とマガツカミの異種コンビが魅せるダークファンタジー第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

七日の戦時中の同僚・大阪雪生の登場から始まり、ついに明らかになる七日と六花の過去。

 

戦時中に六花や彼女のマガツカミがどういう立場にいたのか、六花と七日が本当はどういう関係だったのかが明らかになる、とても切ない内容でした。
七日は本当に六花が大切で、彼女だけが全てだったんですね・・・・・・無二の存在を守り切れなかった彼の絶望は如何ほどのものだったのか(´・ω・`)

 

そんな七日に宛てた六花の遺書には涙腺が大いに刺激されてしまいました。
語りかけてくる感じが本当に辛い。
彼女の人生は幸せなものだったのでしょうか・・・・・・。
悲劇としか言えない人生を締めくくる手紙にしては、六花の優しさや健気な想いが詰まっていて、それがまた哀しい気持ちにさせるんですよね。

 

そして六花の死と同時に生まれた、六花と全く同じ顔をしたマガツカミ・ラティメリア。
あまり内心が見えてこない今の七日にとって、ラティメリアはどういう存在なのでしょう。
予想よりも複雑だった二人の関係にこちらが戸惑ってしまいます。
一筋縄ではいかない、簡単には言い表せない、そんな奇妙な関係なんですね。

 

ううう、でも可愛いんだよなぁこのふたり。
ドレスアップしたときの名前を雪生につけさせなかったラティメリアの態度とか。ラティメリアがいちいち可愛すぎるw

 

七日の過去が明らかになったことで、格段に面白くなった本作。
今回はリコリス&ハイドランジア戦でしたが、ハイドランジアとはまだまだ長い付き合いになりそうな予感。
七日とラティメリアの関係がこれからどうなっていくのかも気になります。

 

とりあえず3巻も出そうなので、続きを楽しみに待っていようと思います!

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