シンデレラ伯爵家の靴箱館6 彼方の乙女は愛おしき


『シンデレラ伯爵家の靴箱館 彼方の乙女は愛おしき』(仲村つばき著/ビーズログ文庫)★★★★☆

シンデレラ伯爵家の靴箱館 彼方の乙女は愛おしき (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから


2016年1月刊。
魔術師の靴を巡るファンタジー第6弾。
次巻完結ということですが、この巻だけでもかなりのクライマックス感。
今回も面白かったです!

☆あらすじ☆
アランの父・ディセント伯爵のアルヴァと対面したエデル。だがそれからというもの、彼女を社交界デビューさせようとする(少し不思議なレッスン付)など、アランの焦りを感じるように! きっと結婚が認められなかったのだ……。結婚とは何か悩み始めたエデルは、ひとり故郷に帰ることにするが、そこで母を生き返らせようとするレイに驚きの提案を持ちかけられ――!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

アラン様語録が着々と増えていくのが楽しみなシリーズだったりするのですが、今回も期待に応えてくれました。

 

白 鳥 の 気 持 ち に な る ん だ !!!!!

 

分かるか!

 

ダンスはイメージが大事だから白鳥の気持ちになりなさいって、「白鳥と花嫁と星空のワルツ」のストーリーを知れば言いたいことはわかるんですけど、圧倒的かつ絶望的に言葉が足りない!

アラン様面白すぎてマジアラン様。

その後のセスを巻き込んでのまさかの天丼には思わず吹き出してしまいました。
セスは返し方が超クールですね。あきさんのオマケ漫画もめっちゃ笑いましたww

 

そんな序盤のアラン劇場は相変わらずの楽しさでしたが、今回は全体的にはシリアス強めなストーリー。

エデルと父親レイの最終決戦。

いつ登場するのかワクワクしていた「硝子の靴」もついに表舞台に現れ、シリーズ的に最高潮だったと思います。とても緊迫していて面白かったです。

 

結局、レイというのは夢を追いかけていた子どものような人だったわけですね。その方向性はとても病んでいたけれど。
愛した女性が夢から醒めるのがどうしても許せなかったのか。それでも諦めきれずに愛していたヴァイオレットが目の前で死んでしまったとき、彼の心は決定的に壊れてしまったのかも知れませんね。

 

エデルとは互いにたった一人の肉親であるだけに、彼らの結末は寂しいものがありましたが、これで良かったのでしょう。レイのその後が少し心配ではありますが。

 

さて、レイの問題が解決したことですし、最後の大きな難題はエデルとアランの恋の結末だけとなってしまいました。
今回ちょっと味方になってくれたアラン父ですが、彼の懸念も分かるだけに説得は難航しそうな予感。恋心だけでどうにかなる問題じゃないのがなぁ・・・・・・。

 

そういえば魔術師が将来的には失われる存在であることをレイがちょくちょく言ってましたけど、これについては次回で何か起こったりするのかな?
それとも魔術師絡みは今回で決着とみていいのでしょうか?

 

何はともあれ残すところはあと1冊。
当初の期待以上に楽しめたシリーズだっただけに完結は寂しいですが、最終巻を楽しみに待ちたいと思いますヾ(*˙︶˙*)

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