『ノーゲーム・ノーライフ8 ゲーマーたちは布石(しんわ)を継いでいくそうです』(榎宮祐著/MF文庫J)★★★☆☆
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前巻の感想はこちらから
2015年12月刊。
VS神霊種戦クライマックス。
あちらこちらで思惑が錯綜しながらゴールを目指していくのですが、正直よくわかんなかったです(´・ω・`)
でも勢いが良いから最後まで読めてしまう・・・・・・これぞノゲラって感じの1冊でした。
☆あらすじ☆
神霊種との双六も終盤戦。だがゴール直前、ジブリールが古の『大戦』を再現した”戦略シミュレーションゲーム”の対戦を要求。かつて大戦を終結に導いたものたちが犯したミスを継ぐアナザーアンサーが示される!?
以下、ネタバレありの感想です。
ちょっとどういう流れだったのか忘れたまま読み始めてしまった第8巻。
神霊種との双六ゲーム裏切り者付きな話でしたね。そういえば。
前半はジブリールとのゲーム内ゲーム。
前巻のジブリールの言動はてっきり6巻のふたりの話かと思い込んでいたのですが、そうではなく自分のことだったと。
消える記憶=アイデンティティの消失を怯えるジブリールの姿は、あまりにも意外で、ちょっと切なくなってしまいました。
ただ、肝心の戦略シュミレーションゲーム自体はどういう流れになっているのかあまり理解出来ずに流し読み。
うーん・・・・・・。なんだか神霊種戦が始まってから読みにくさが酷くなっている気がします。
戦略シュミレーションゲームの後も引き続き読みづらく、最後まで何が何だか分からなかったというか・・・・・・(´・ω・`)
今回の神霊種との戦いの発端というか、巫女さんの思惑については理解できたのですけどねー。
まぁ、よく分からんって思いながらもなぜか楽しめちゃうのがノゲラなんですけど。
ゲームそのものはクエスチョン乱舞でしたが、カギを握っていたステフへの信頼とか、終盤の神霊種改め帆楼との問答は面白かったです。帆楼かわいい。
最後のみんなでワイワイしてる雰囲気は笑えてほっこりして、この作品の好きな部分が詰まったようなシーンでした。こういうところはとても好き。
この調子で、テトの望み通り「みんな仲良く」ゲームをプレイしていってほしいものです。
この巻でようやく神霊種戦が終了。ということは次巻から新章スタートになるのかな。
ラストの雰囲気的に、次は機凱種でしょうか。
もうちょっと読みやすくなることを願いつつ、次巻を待ちたいと思います。