ジーヴェスト・ローズ 暗殺は麗しの薔薇園で


『ジーヴェスト・ローズ 〜暗殺は麗しの薔薇園で〜』(ミズサワヒロ著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

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2013年4月刊。
なぜか甘い雰囲気が漂う殺し愛。
国王におかしな賭けを持ちかけられた不幸な暗殺者の物語です。
風変わりすぎる王様に振り回される不憫なヒロイン。彼女の閉ざされた心が次第に解けていく姿が印象的でした。
王様をはじめ変な人がたくさん出てきますが、オチは何かがとてもおかしいw
笑ったりニヤニヤしたりゾッとしたりと、読んでいて楽しい作品でした٩( ‘ω’ )و

☆あらすじ☆
「ひと月の間に俺を殺してみせろ。殺せぬ場合は――俺の妃になれ」大国ジーヴェストの宰相暗殺という使命の下、侍女として城へ潜入したユリアス。ところが、ようやく訪れた絶好のチャンスが最大のピンチに!? なんと、『暗愚王』と呼ばれる風変わりな国王に正体を見抜かれ、とんでもない賭けをすることになって? 殺るか、妃になるか!? 陰謀渦巻く王宮で、王と暗殺者の命懸けの恋がはじまる!
不健全なシンデレラストーリー!

以下、ネタバレありの感想です。

 

ジーヴェスト国の宰相を暗殺するため、侍女として離宮に潜入した暗殺者ユリアス
その正体に気づいた国王ロイによって「ひと月以内にロイを殺せたら宰相の命をやる、しかし殺せなければ妃になれ」という謎すぎる賭けを持ちかけられのだが・・・・・・というストーリー。

 

そういう殺し愛系の物語だったのですが、とりあえず、ロイの危機察知能力が半端ない。

 

無味無臭の毒を見ただけで察知とか、こっそり仕掛けた罠をことごとく看破とか、なんで国王やってるの?と言うレベル。
某作品で似たようなキャラクターを見たことがあるのですが、あれは人外キャラだったんですよね。そうかロイも人外か。

 

そんな人外な国王にもてあそばれ勝負をすることになったユリアス。
途中までちょっと可哀想になるレベルで遊ばれてましたねー・・・。外堀を埋められまくって逃げ道をふさがれてる感じに笑いましたw
でもプライドをボロボロにされて落ち込むユリアスはとても不憫可愛いかったです←

 

前半はユリアスの空振りしまくる奮闘を楽しく読んでいたのですが、後半でユリアスとロイの悲しい過去が明らかになり、二人がどうか幸せになってほしいと願わずにいられませんでした。
殺意を向けてくる相手じゃないと安心できない的なことをロイが言った時には「何言ってんだこいつ」と思ったのですが、そういうことだったのか・・・・・・。
ロイも大概ヘンな人でしたが、元凶はさらに狂っていたとは。
彼女と対峙するシーンはゾッとしつつ、結末に安堵しました。

 

色々と波乱がありつつも、問題をすべて解決して無事に迎えたハッピーエンド!

 

・・・・・・ハッピーエンド?

 

なんか「幸せな夫婦関係」というには歪だと思わなくもないのですが、あれはあれで愛の確認なのか。それでいいのか。本人達が良いなら良いのか。いや、ユリアスはどう考えても最初より変な子になっちゃった気がするんですけど・・・・・・まぁ幸せならいっか!!

 

あ、そういえば「ニンジン」の正体については予想がハズレました。
赤いショートヘアって書いてたのに!そっちか!!

 

最初から最後まで、楽しくて面白い作品でした。
ミズサワヒロ作品はこれで全て読んだことになるのですが、いずれもハズレなし。ただ、最近は音沙汰なしのようなんですよね。新作出さないのかなぁ。

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