『ダメ魔騎士の英雄煌路〈ヘルトシュトラッセ〉』(藤木わしろ著/MF文庫J)★★★☆☆
ダメ魔騎士の英雄煌路(ヘルトシュトラッセ) (MF文庫J)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
2015年12月刊。
第11回MF文庫Jライトノベル新人賞「佳作」受賞作。
色々な意味でダメすぎる魔騎士が、騎士としてはあるまじきやり方で「英雄」を目指す物語。
突出した部分がもう少し欲しかったものの、手堅くまとまった作品だと思います。
主人公とヒロインの関係がなかなか好みだったのでシリーズ化するなら楽しみな作品になりそうな予感。
☆あらすじ☆
騎士国家センタリアの下級魔騎士アルフは、仕事には毎日遅刻&サボり、模擬試合でも全敗、周囲から恋人関係と誤解されるような妹・アンリの世話を受け、公私ともにダメの烙印を押されている。しかし、亡き両親の思い出の詰まった大切な自宅が出火、焼失。アルフは家の再建のため武闘大会『騎士祭典』での優勝を目指す。だが――「あなたを更生するのが私の仕事です」手段を選ばないアルフの卑怯な戦い方に幼馴染のセンタリア王姫・リーネの怒りが爆発、ダメダメなアルフの更生に乗り出して!?
以下、ネタバレありの感想です。