空想オルガン(ハルチカシリーズ3)


『空想オルガン』(初野晴著/角川文庫)★★★☆☆

"空想オルガン<「ハルチカ」シリーズ
空想オルガン<「ハルチカ」シリーズ> (角川文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2012年7月刊。初出は角川書店2010年9月刊。
吹奏楽&青春ミステリ第3弾。
今回は構成がうまいというか・・・・・・ラストで完全に意表を突かれました。

☆あらすじ☆
穂村チカは、憧れの草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る高校2年生。同じく先生に憧れている、幼なじみの上条ハルタと、恋のさやあて(?)を繰り広げながらも、夏の大会はもう目前。そんな中、どうも様子がおかしいハルタが、厄介な事件を持ち込んで…!? 色とりどりの日常の謎に、頭脳明晰&残念系美少年ハルタと、元気少女のチカが立ち向かう! 絶対に面白い青春ミステリ、“ハルチカ”シリーズ第3弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回はチカたちの吹奏楽部が地区大会出場から東海大会初出場までの道のりを描きつつ、その周辺で起こった事件を描いていく連作短編。
大会前の不安や緊張感にドキドキします。

ミステリの方は、まぁそうだろうなというか。
むしろメタ的に読むなら女の子が飼い主じゃなかったらどうなんだっていうか。

それにしてもライターの渡邊は草壁先生の何を知っているんでしょうね・・・・・・。先生の過去が気になります。

 

 

家なき子のハルタにめっちゃ笑いましたww
だからお金が欲しかったのか!

ハルタの姉南風が登場。強烈なお姉様・・・・・・。
ハルタの家庭事情は複雑云々ってもっとシリアスな話かと思いきや、そうでもなくて脱力しました。性癖は姉が原因かww

ミステリの方は、建築絡みでなかなか新鮮。
ただ真相にはえええええ!?となりましたが。この発想はなかった。なんて迷惑な家主なんだ・・・・・・。お茶目ですね☆

 

 

ギャルの友情は不滅。

このシリーズ、ちょくちょく音楽の道に挫折した人が出てきますが、草壁先生の事情への壮大な前振りに思えてならないです(;`・ω・)
それにしても、その年でその障害を抱えるのは辛いなぁ。

 

 

一番ハルチカが関係なくて、あれー?と思った短編。
最後で全てが繋がりました。

お前だったのか!!!

この構成はうまいですねー。なんか後ろ暗そうな人だとは思っていましたが。
草壁先生の事情絡みでレギュラー化すると思い込んでいたこともあって、とても意外でした。

 

吹奏楽部の戦いについては、残念な結果でありつつも健闘が伝わってきてグッとなりました。
片桐部長、かなり良キャラだっただけに最後まで彼に引っ張ってほしかったけれど・・・・・・。

最後は芹澤さんがようやく決心してくれたし、新生吹奏楽部の奮闘を期待したいですヾ(*˙︶˙*)

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。