灰と幻想のグリムガル7 彼方の虹

『灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹』(十文字青著/オーバーラップ文庫)★★★★★

灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2015年12月刊。
はぁああああ・・・・・・最高・・・・・・!
シリーズ初期の手探りでギリギリな生活を思い出させる一方で、確かな成長と仲間との絆を感じさせる新たな世界での冒険。
終盤の逃走劇はまさに手に汗握るといった感じで、息をすることを忘れるほどの緊張感に圧倒されてしまいました。
グリムガルに感じていたあらゆる魅力を凝縮したような1冊だったと思います。本当に素晴らしくて、最後はボロッと涙が零れてしまいました。

☆あらすじ☆
『黄昏世界』から脱出したハルヒロたちは、グリムガルとも異なる『太陽の昇らない世界』にへと足を踏み入れた。なんの情報もないまま、それでも仲間を率いるハルヒロ。幸いなことに、異界の住民たちが住み着く村を発見し、ひとまずの安全を確保できたものの、過酷な環境に問題は山積みだった。更に最も必要とする「グリムガルに帰る方法」はまだ手がかりさえも見つからない。
自分たちは帰ることができるのか、そして時たま頭をよぎる本当に『帰る』場所は違うところなのでは、という感覚。様々な想いを胸に抱きつつ、ハルヒロたちは、異界の探索を進めていく。灰の中をさまよい、行き着く先には――

以下、ネタバレありの感想です。

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空想オルガン(ハルチカシリーズ3)

『空想オルガン』(初野晴著/角川文庫)★★★☆☆

"空想オルガン<「ハルチカ」シリーズ
空想オルガン<「ハルチカ」シリーズ> (角川文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2012年7月刊。初出は角川書店2010年9月刊。
吹奏楽&青春ミステリ第3弾。
今回は構成がうまいというか・・・・・・ラストで完全に意表を突かれました。

☆あらすじ☆
穂村チカは、憧れの草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る高校2年生。同じく先生に憧れている、幼なじみの上条ハルタと、恋のさやあて(?)を繰り広げながらも、夏の大会はもう目前。そんな中、どうも様子がおかしいハルタが、厄介な事件を持ち込んで…!? 色とりどりの日常の謎に、頭脳明晰&残念系美少年ハルタと、元気少女のチカが立ち向かう! 絶対に面白い青春ミステリ、“ハルチカ”シリーズ第3弾!

以下、ネタバレありの感想です。
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