なりゆき斎王の入内6 心の花は咲き出ずる


『なりゆき斎王の入内 〜心の花は咲き出ずる〜』(小田菜摘著/ビーズログ文庫)★★★★☆

なりゆき斎王の入内 ~心の花は咲き出ずる~ (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから


2015年12月刊。
宮中編クライマックス。というか上下巻だったのかな。
前回しっかりと準備しただけあって、今回は政争モノとして読み応え抜群でした。糖度も高くてとても面白かったです。
ただ、そろそろ明槻の悪筆をいじるのはやめてさしあげて・・・・・・文いらないからね!って(´;ω;`)

☆あらすじ☆
異母弟・三の宮と激突した明槻が心配な塔子は、後を追って東宮御所へ。しかし彼を待ってたはずが、気づけば朝で、隣には明槻が寝ていた!! これはまさか――と盛大な勘違いをする塔子の元に、再び苑子の母・省子から文が届く。真意がわからなぬまま誘いを受けた塔子に、彼女は「姫の産む子が若君であれば、引き取っていただけませんか?」と衝撃の提案をしてきて……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

前回で降ってわいた三の宮と二の姫の結婚スキャンダル。
どうやって問題を解決していくのかと思いきや、予想以上に明槻がめんどくさいことに。

元々めんどくさい人間なのは知っていましたが、やはり明槻のマザー・コンプレックスは根深い。
三の宮にキレた理由も、言われてみれば納得。
明槻は思った以上に「母親」というものへの憧憬が強いのかもしれませんね(´・ω・`)

 

そんな明槻の態度にずっと困惑していた塔子。
それでも今回は糖度がしっかり高くて満足しました( ・ㅂ・)و ̑̑
特に初夜勘違いは面白かったww
初夜?自体は割とすんなり受け入れたくせに、後朝の文の心配をしちゃうのが塔子らしいというか何というか。
「文は無理しないでいいよ」って先に気を使われる明槻・・・・・・。

 

そういえば明槻と左近衛大将が「塔子と話したあとはどっと疲れる」で意見が一致してたのには苦笑い。
話すと疲れる系ヒロイン。うん。たしかに。
「わかるわかる。でも可愛いからいいんだ!」って内心で擁護してるだかノロケてるんだかわからない明槻が楽しかったですw

 

それはさておき、前巻で勃発した三の宮問題も今回で解決。
一連の騒動に隠された省子の陰謀には鳥肌がたちました。
どう転んでも自分の権勢に有利になるとか凄まじい。女傑だ(;`・ω・)

省子の執念は凄まじいものを感じましたが、最後の明槻の言葉に救われていたらいいなと思います。
あの言葉、なんてブーメランって一瞬思ったのですが、自分自身に対して言った言葉でもあったのでしょうね。
父親との関係もどうにかなりそうですし、これでようやく明槻も出自のコンプレックスから解放されたのかも。そうだといいな。

 

メインストーリーがとても面白かった宮中編ですが、新キャラたちもなかなか魅力的に動いていて良かったと思います。
特に万結と二の宮。

万結はかなり便利に使えそうなキャラクターですよね。凜々しくて格好いい。塔子の虫除けで明槻が即OKしたのには笑いましたw

二の宮の方は、なんだか塔子に対して動きをみせそう?
今回かなり距離が近づきましたし、彼は不義密通上等な人なんで今後面白いことになりそうな予感w そうだ還俗しよう。

 

そういえば、ラストで塔子に「妻になりたい」という気持ちが芽生えたのは、地味に大きな進展だった気がします。
そろそろこの微妙に宙ぶらりんな関係にも決着がつくかな?

 

次回は「平安物としてはちょっと意表をついたキャラクター」が登場するということなので、楽しみにしていたいと思いますヾ(*˙︶˙*)

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