魔法師グリーシャの騎士団2 魔獣の召喚者


『魔法師グリーシャの騎士団2 魔獣の召喚者』(リー・バーデュゴ著/田辺千幸訳/ハヤカワ文庫FT)★★★★☆

魔獣の召喚者 魔法師グリーシャの騎士団
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前巻の感想はこちらから


2014年9月刊。
大きすぎる力を得た少女の波乱を描くファンタジー第2弾。
読むほどに気が滅入る厳しく苦しい展開の数々。しかし面白すぎてページをめくる手が止められないのです・・・・・・。
アリーナの運命は一体どうなってしまうのでしょうか。彼女の恋の行方も気になって仕方ありません。

☆あらすじ☆
〈影溜まり〉で〈闇の主〉(ダークリング)とその軍団の追撃をかわしたアリーナとマルは、〈真海〉を渡りノヴイ・ゼムに逃れた。だがようやく安全になったと思ったその時、再び捕われの身に。二人を乗せた海賊船はなぜかラヴカ国ではなく、北の海に向かった。アリーナのためにさらなる増幅物「海竜の鱗」を手に入れるのだと〈闇の主〉(ダークリング)はいう。果して伝説の海竜ルセイユは本当に存在するのか? そして「鱗」の持つ力とは? 待望の第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

いちゃいちゃ(?)逃避行、長続きはしないだろうと思っていたけれど随分あっさり終わってしまって残念です(´;ω;`)
アリーナは力を封じているとこんなにもすぐに弱ってしまうんですね。
自分とマルの釣り合いを過剰に気にするアリーナの姿がとても痛々しい。

 

そして再び「闇の主」と対峙。
新たな力を得て強くなってるような、その代償のせいで弱っているような。
彼の言動には恐怖しかありませんが、見えない心の中で何を考えているのでしょうか。

 

新キャラも登場。
海賊王子とかキャラが濃すぎませんかニコライさん(;`・ω・)
ニコライは平気で嘘をつくけれど、その信念や行動指針が理解できる分だけ、同じくアリーナを利用しようとする「闇の主」よりはるかにマシですね。
というか普通に味方なのか。
でも、いちいちマルへの当てつけみたいなポジションに立つのは胃が痛くなるのでやめていただきたいのですが・・・・・・。

 

ニコライと手を組んで小王宮に舞い戻ったあたりから、アリーナとマルの関係が急速に冷え込んでいくのがとても悲しかったです。
グリーシャの最高峰「太陽の召喚者」であるアリーナと、「見捨てられし者」であるマル。
あまりにも立場が違いすぎて、二人の恋が叶うことがなさそうなのが不安で仕方ありません。別離エンドとかだったらイヤだなぁ(´・ω・`)

 

王家や第二軍を味方につけてもアリーナは本当の意味では誰も信用していないわけで、だからこそ唯一心を許せるマルの存在が重要だったはずなのに。
孤独が「闇の主」を引き寄せたことは、なんという皮肉なのか。

 

それでも神経をすり減らしながら作り上げた、アリーナの足場。
それが一瞬で崩される終盤の絶望感は本当に凄まじいものでした。

 

こんな状態で「闇の主」に勝てるのでしょうか。
カギを握るのは「3個目の増幅物」なのでしょうけれど・・・・・・。

 

ラストはある意味でお約束な展開でしたが、果たしてここからどう続くのか。
最終巻が楽しみです(; ・`д・´)…ゴクリ…

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